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姿勢の変化における心拍変動のスペクトル解析による自律神経機能評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672303
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関埼玉県立大学短期大学部

研究代表者

横井 郁子  埼玉県立大学短期大学部, 講師 (90320671)

研究分担者 横井 喜充  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50272513)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード高齢者 / 離床支援 / 座位保持 / ベッドアップ試験 / 起立性低血圧 / 自律神経活動 / 心拍変動 / 姿勢 / 転倒 / スペクトル解析 / 自律神経 / 循環系
研究概要

段階的ベッドアップ時の心拍数、血圧と自律神経系への影響について検討した。自律神経活動評価としては心拍変動のスペクトル解析を行った。コントロール群としてまず13人の若年者(年齢21.46±4.18歳)を対象として実験を行ったところ、ベッドアップが0°から30°、60°と変化に伴い心拍数は変化せず、血圧はやや低下した。交感神経指標とされるLF/HFはベッドアップの上昇、血圧の低下にともない増加する傾向がみられ、副交感神経指標とされるHF/TOは減少する傾向がみられた。これらの結果は、tilt-tableを使用した起立負荷実験と同様の結果となり、心拍変動のスペクトル解析がベッドアップの角度負荷による自律神経活動を評価できることが明らかとなった。上記と同じ実験を18人の高齢者(年齢70.78±4.69歳)を対象に行った。その結果、心拍数はベッドの上昇とともにやや減少した。血圧においても心拍数と同様に低下した。若年者群では血圧低下にともない交感神経活動が活発となり副交感神経活動が抑制され、自律神経が血圧調整に関与していることが明確となったが、高齢者群では血圧低下にも関わらずLF/HF、HF/TOの若年者群のような変化はみられなかった。
カフェイン飲料を摂取し同様の実験を行ったところ、若年者群では血圧はほぼ一定に保たれた。自律神経活動も最大角度の60°でLF/HFが上昇し、HF/TOが減少する傾向が高齢者群ではベッドアップ60°で0°時に比べ有意な血圧低下がみられた(P<0.05)。
みられているにも関わらずLF/HF、HF/TOの変化はみられなかった。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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