研究課題/領域番号 |
12672304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 滋賀県立大学看護短期大学部 |
研究代表者 |
古株 ひろみ 滋賀県立大学看護短期大学部, 看護学科, 助教授 (80259390)
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研究分担者 |
柴辻 里香 滋賀県立大学看護短期大学部, 看護学科, 助手 (10280009)
北村 隆子 滋賀県立大学看護短期大学部, 看護学科, 助教授 (10182841)
伊丹 君和 滋賀県立大学看護短期大学部, 看護学科, 講師 (30310626)
泊 祐子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60197910)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 在宅ケア / 教育支援 / 訪問介護員 / ホームヘルパー / 看護 / 支援 |
研究概要 |
今回の取り組みは訪問介護員に対して看護職として必要な支援は何かを把握するために縦断的調査を実施した。 訪問介護員養成講座の受講生308名の意識調査において248名84.1%が就業に対する不安を持っていた。その不安の内容は利用者・その家族との関係が最も多く、次いで経験不足による技術面での不安、自分自身の健康、緊急時の対応などであった。就業後の研修については247名83.7%が必要であると回答し、限られた研修時間による実技・実習での不十分さが就業への不安を増大させていた。調査結果から、看護職としては、医学的な視点に基づいた判断による、利用者やその家族を包括的に捉えた介護技術指導が必要であることが把握できた。 調査対象である受講生の就業後における調査では、講習会で学んだことで役立っている技術は、ベッドメーキングや衣服の着脱等の実践的な項目であった。 今後講習会に加えるべき内容としては、減塩食や糖尿病食、また高齢者にあった具体的な食事の作り方などを挙げていた。 現状の問題には、痴呆や鬱病の方の対応、利用者の理解不足による契約以外の仕事の依頼などをあげており、希望する研修については病気や薬に関する講義を必要時に受けられることを望んでいた。 訪問介護員は看護職と接する機会が少ないため、医学的な視点での支援を受ける機会も少ないことから、相互に交流する機会を増すことが、技術支援の第一段階であることが理解できた。
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