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妊娠の進行に伴う乳腺発育評価によるケア技術の改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672324
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関徳島大学

研究代表者

竹内 美恵子  徳島大学, 医学部, 教授 (60236437)

研究分担者 木内 陽介  徳島大学, 工学部, 教授 (80035807)
森本 忠興  徳島大学, 医学部, 教授 (10112244)
葉久 真理  徳島大学, 医学部, 助教授 (50236444)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード乳腺 / 妊娠 / 乳汁分泌 / 超音波エコー / 乳房ケア / インピーダンス / 超音波
研究概要

1,研究対象及び方法:妊娠から出産・産褥5日目の継続的な期間の研究協力に合意を得た191名の妊産婦のうち,正常出産であった114名のデータを検討した.
2,方法:(1),超音波断層装置による方法:乳房の上方,下方と内・外側方の乳房エコーを行った.測定時期と測定回数は,妊娠23週まで1回,24週から出産までの1回とした。(2),同時に,乳腺発育に影響するエストラジオールとプロゲステロンの分泌量を測定,(3),母乳分泌量に関与する乳頭,乳輪の形状をデジタルカメラで捉え,授乳可能な乳頭をもつ産婦に,(4),生体電気インピーダンス測定装置による非侵襲性電極を用いて,乳房組織の構造的,機能的なデータを導電率で求めた。しかし,開発したインピーダンス測定装置は,平成13年4初旬に,作動状態に問題が生じ,114例は,超音波エコーで乳腺発育状態を判断し,乳房ケアを試みた。分析は画像処理ソフトを用いた。
3,結果:妊娠経過中の画像パタンの変化と母乳分泌量と乳房ケア:乳腺のエコーパタンは,乳腺組織と皮下脂肪比,乳腺実質と間質比,腺房状態の妊娠経過中の変化を個人内の変動値として検討し,乳汁分泌量と乳房ケアとの関係を検討した。脂肪比,乳腺実質と間質比は妊娠期を通して余り変化を認めず,腺房状の構造変化と乳腺組織の厚さから乳腺のエコーパタンを四型に分類した。腺房の変化が妊娠早期に著明なものを一型,さらに後期に変化を認めたものを二型,腺房の変化を認めたが乳腺組織が10mm以下であったものを三型,腺房が不鮮明で乳腺粗織が薄いものを四型とした。腺房の発育は初期に認めるものが約58%あり,エストロゲンはその発育に作用していると考えられた,また,乳腺発育に対する乳房ケアは,一型,二型は,児の吸啜と乳輪部から乳頭部への牽引が効果的であった。出産後の乳汁分泌の予測は,妊娠期の腺房構造を特定することにより可能であると判断した。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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