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極低出生体重児の家族における退院前後の生活上の変化と適応に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12672349
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関聖隷クリストファー大学

研究代表者

藤本 栄子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (80199364)

研究分担者 夛田 奈津子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助手 (00340117)
黒野 智子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (10267875)
入江 晶子 (入江 昌子)  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 講師 (00232629)
松本 真理子  聖隷クリストファー看護大学, 看護学部, 助教授 (80229575)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード極低出生体重児 / 移行期 / 生活時間 / 生活上の支障 / 生活上の変化 / 育児困難 / 母親の健康 / サポート / 家族の適応過程 / 継続ケア
研究概要

研究1の目的は成熟新生児の母親において、(1)入院中の予測と出産後1ヵ月の生活状況と支障感の違いを明らかにすること、(2)出産後約1ヵ月と約2ヵ月の生活状況と支障感の違いを明らかにすること、である。研究協力の同意が得られ入院中に第1回調査票を回収できた191名(回収率93.6%)の母親を対象に合計3回の調査を行った。出産後約1ヵ月の第2回調査票の回収率94.8%、約2ヵ月の第3回調査票の回収率81.2%であった。今回の結果から以下のことが明らかになった。1.母親は出産後約1ヵ月の実生活と比較して育児がよりスムーズにいかないと予測し、夫や友人との時間はより確保できると予測していた。2.母親は自分の生活時間の確保度に関してある程度予測出来たが、出産後約1ヵ月の実生活では、買い物の時間、自由な時間、家事時間、睡眠時間に対する支障感の割合は66〜86%と高かった。3.出産後約2ヵ月では、約1ヵ月よりも有意に生活状況がよい方に変化し支障感が減少した。しかし、自由な時間、買い物の時間、家事時間、身だしなみの時間については50%以上の母親に支障感があった。研究2の目的は極低出生体重児の退院に伴う母親の生活上の変化の実態と適応過程を明らかにすることである。総合病院のNICUを過去1年間に退院した児の母親で研究協力の同意が得られた5名の母親に対して、半構成型の面接を行い、以下のことが明らかになった。1.母親は児の退院後に夜間覚醒が多くなることを予測していた。実生活における一番の変化として自分の睡眠パターンが大きく変化したことを述べ、支障感も大きかった。2.食事や排泄、入浴などの短時間でできる行動については、家族の協力を得て支障なく時間を確保できていた。しかし、児が小さいことに対する怖れから家族に児を預けて外出することが出来なかった母親もいた。3.母児の生活リズムが確立するには修正月齢4〜5ヵ月を要した。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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