研究課題/領域番号 |
12680008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
日下 裕弘 茨城大学, 教育学部, 教授 (80177980)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 自然遊び / スポーツ / 子ども / 身体 / 実験 / 笑顔 |
研究概要 |
本研究は、子どもの家庭・学校・地域での自然遊びやスポーツにおける諸問題を「身体」(生きる力・ゆとり・こころ)に関する心理・社会学的パースペクティブから考察すること、特に、野外におけるさまざまな遊びやスポーツの実験を通じて、子どもの「こころ・からだ」の変化の容態を記述し、「子どもの『笑顔』の身体論的意義に関する論理的考察」をもとにそれらを分析することを目的としている。 12年度は、「子どもの笑顔」「身体論」に関する文献研究と「子どもの自然遊び・スポーツに関するさまざまな取材(実態調査)を行い、13年度は、それらの分析枠組みと得られたデータをもとに、イニシアチブゲームや「子どもの自然な遊び」等のさまざまな実験を行い、「子どもの笑顔の身体論的意義に関する論理的考察」を深めた。 その結果、次の事がらが明らかになった。すなわち、・自然遊び・スポーツにおける体験が子どもの「からだ・こころ」(身)の「錯綜体」において生きる力の「引き出し」として機能し得ること、・笑顔は、子どもを包む環境において「安心」と「信頼」が確保されていることが条件であること、・笑顔は、子どもの身体アイデンティティ(歓喜)の自然な表出であること、・笑顔は、それ自体が、仲間との身体コミュニケーションであること、そして、・そうした他者との身体的かかわりが、子どもの成長に不可欠であること(笑顔の教育的意味)、である。 今後は、身体論における笑顔の位置づけに関する考察をさらに深め、条件と焦点をしぼった研究を行い、その結果を、ITによるネットワーク化を通じて、拡充し、練り込んでいきたい。
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