• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

女性のトップスポーツリーグの観戦者特性に関する日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680059
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関鶴見大学

研究代表者

平川 澄子  鶴見大学, 文学部, 助教授 (40199047)

研究分担者 中澤 眞 (仲澤 眞)  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10188930)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード女性スポーツ / 女子サッカー / WUSA / Lリーグ / 観戦者 / 観戦行動 / スペクテイター・スポーツ / 女子サッカーワールドカップ / 女子リーグ
研究概要

本研究は、運営状況がきわめて対照的な、アメリカの女子プロサッカーリーグ(WUSA)と日本の女子サッカーリーグ(Lリーグ)の観戦者特性を明らかにすることによって、日本の女性スポーツリーグの発展に有効な知見を得ることを目的とした。
調査は2001年6月から11月にかけて、WUSAとLリーグの各3会場において、観戦者を対象とした質問紙調査及びスタジアム内での観察調査を実施した。WUSA調査では、998票の有効回収票を得た。Lリーグ調査では、335票の有効回収票を得た。
観戦者調査の比較分析から、(1)WUSAでは女性観戦者が62.1%を占めていたが、Lリーグでは男性観戦者が72.1%を占めていた、(2)WUSAでは94.2%が家族や友人と来場していたが、Lリーグでは40.2%が一人で来場していた、(3)WUSAではWWC99が女子サッカーファン増大の契機になり、女性観戦者の73.8%が女子サッカーを選好していた、ことなどが明らかになった。また、観戦行動に関わる杜会心理的要因として、「サッカーへの関心」「サッカー鑑賞」「ゲームのドラマ」「健全な環境」など、サッカーという種目に直接関わる要因の重要性では共通の傾向がみられた。しかし、WUSA観戦者では特に女性観戦者において「ロールモデル」「女性スポーツのサポート」が重要な要因となっていたのに対して、Lリーグ観戦者では「代理達成」「娯楽」「選手への関心」が重要な要因となっていた。
以上の結果から、アメリカの女子サッカー人気の背景として、(1)WWC99の成功、(2)女性の機会均等を開拓するロールモデルとしてのスター選手の存在、(3)女性達による女性スポーツサポートの意識、(4)家族や友人と楽しむ健全な娯楽としてのスポーツ観戦、などが推察された。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 平川澄子: "アメリカの女子プロサッカーリーグ(WUSA)の観戦者に関する調査研究"サッカー医・科学研究. 第22巻. 128-133 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平川澄子: "アメリカにおける女子プロサッカーの観戦者に関する調査研究"鶴見大学紀要、人文・社会・自然科学編. 第40号. 109-129 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirakawa, S., et al.: "Spectators in the women's professional soccer league in the United States (WUSA)"The Annual Report on Medical and Scientific Study on Soccer. Vol.22. 128-133 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hirakawa, S., et al.: "Spectators in Women's Professional Soccer in U.S.A."The Bulletin of Tsurumi University. Vol.40-4. 109-129 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平川澄子 他8名: "サッカー女子ワールドカップアメリカ大会の観戦者に関する調査研究"サッカー医・科学研究. 第20巻. 125-130 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi