研究課題/領域番号 |
12680060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
三井 悦子 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (00173972)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2002年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 医療体操 / 体つくり / からだほぐし / 生の悦びとしてのスポーツ / 暮らし方 / D.G.M.シュレーバー / 整形外科体操 / 小庭園活動 / 冷水療法 / Lebensweise / Heilmittellehre |
研究概要 |
1.医療体操史という新しい研究領域を構想するための基礎資料作成をおこなった。 2.そしてその歴史の中に、昨今注目されている「体つくり運動」における「体ほぐしの運動」の源流があることを確認し、思想的な背景を論ずるとともに、「体ほぐしの運動」の実施上の問題点を提起した。 3.たとえば、「体つくり」と「体ほぐし」は、相反する面を持っていることである。これを、19世紀ヨーロッパの近代国民国家形成過程における教育への身体運動導入、および医療体操の論理を取り上げることによって論じた。 4.本研究のオリジナリティは、端的に言うと、研究対象の拡大である。すなわち「医療体操」の概念を身体的治癒に限定せず、生のよろこびや充実感にかかわる身体運動(=スポーツ文化)にまで広げたことである。 5.そして、人間の生を全うし、人間として豊かに生きるということにとって、スポーツ文化が持つ「からだほぐし」的要素がいかに重要であるかを史料から立証した。 6.このような観点は、19世紀の医学者の見解においては、「健康的な暮らし方(Lebensweise)」や「健康学(Heilmittellehre)」などの用語によって開かれた領域においてもみられ、このような意味で「体ほぐし」の源流のひとつをここにみることができた。 7.医療体操史研究において、身体観の如何が、研究の生命を決定する重要なポイントとなる点を、「もうひとつの身体論へ」として論じた。
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