研究成果は(1)日常生活活動のモデル作業における上肢筋活動量(2)日常生活活動における咀嚼筋活動量として報告書に示した。 (1)に関しては、住居内における生活活動11種類のモデル作業について、男女合わせて6名の大学生を被験者に行った。その結果、同様の作業にもかかわらず筋放電量、筋負担量とも個人差が大きく、日常活動における筋活動量の実態が明らかになった。個人差の要因については今後の課題として残った。 (2)に関しては、食物摂取に欠くことのできない咀嚼筋の働きについて、食品の咬み応えとの関係を明らかにしようとした。 さらに複雑な食品構成からなる料理を食する際の咀嚼筋活動についても検討し、基礎的知見を得ることが出来た。 今後さらに実際的な食事状況下における咀嚼筋活動について追究したいと考えている。
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