研究課題/領域番号 |
12680172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00113035)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 総合科学 / 道具の利用 / 人間の智恵 / 構成主義的教育観 / 共生 / 意識改革 / 高等学校 / 科学教育 / 人間の知恵 / アルチメディア / 情報領域 / 学校教育 / 教材開発 |
研究概要 |
本研究は、構成主義的教育観と状況学習論の推進と展開という、現代的かつ教育に関わる本質的な課題を教育実践の場で根付かせるとともに、これらをカリキュラムの再編成及び再構成のための基本的な方略にし、昭和44年から9年間継続され、今日の科学教育の大きな推進役となった特定研究「科学教育」の総合科学に関する研究成果のうち物理科学的領域を中心に、マルチメディア教材を体系的に制作する方法とその有効性を明らかにするための評価方法の確立であった。そのため、前年度第一次予備実験の結果に基づいて、マルチメディア総合科学「『自然と人間と科学技術と』編」改善のための追加資料収集と整理を、「自然との調和」「自然との共生」、及び「科学技術と人間の知恵比べ」の3つの観点から行い、評価問題の改善と作成を行って、実験協力校(都内の公立高等学校各2校)に配布などし実施した(生徒76人×2校及び、教師8人×2校)。その結果をもって、さらに国内及び国外の研究者と協議を行いながら収集データの精査と分析を行い、プロトタイプCD-ROMの第二次案を作成した。そこでは、いわゆる「総合科学」の本質である学習者及び教師の「興味と関心の多様性」にいっそう応じ得るように、特に火の使用、鉄をはじめとする道具にまつわる「人間の知恵と技術」、「バランス」に代表される経済界と生物界におけることばと概念の共通性及び違いに基づく「自然との調和及び共生」を導入とすべきという評価結果が得られ、これらを勘案して展開できるように改善が行われた。なお、協議等の経過において、教育実践の場で構成主義的な教育観など根付かせるためには、教師の新たな教育への意識改革を促がす研修などが何よりも優先されるべきであるとの指摘があったことは、本研究の今後の展開に生かす必要がある。
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