研究概要 |
個々の児童・生徒に対する個人カリュラムの観点からの教材等の整備が必要となり,そのためには,多様な教材整備や個人の学習状況の調査等の基礎資料が重要となり,データベース・システム,情報通信ネットワークの活用,適用による個人の学習調査等を進めることが必要である。 そこで,情報通信ネットワークを活用した教育情報データベースの整備と提供を主要課題として,適用による個人の学習状況について検討することで,今後の不登校者の学習支援を可能とするための基礎資料を得ることを目的とした。 (1)教育情報データベースの開発 (2)多様な資料を管理するための学習項目の整備 (3)算数・数学を主としたプリント教材等の開発とデータベース化 (4)Web上で利用可能な教材のオンライン提供の開発 (5)教材の学校教育への適用による個人学習の調査 なお本研究により,教育関係の多様な資料を管理するに際して重要となる学習項目は,小中学校の全教科において整備することができ,今後の教育情報データベースの充実と利用による学習支援を可能とした。また,算数・数学におけるプリント教材は,小学校1年生〜中学校3年生までの全単元を網羅する1000種類程度の整備が完了した。さらに,教室等の授業,家庭学習,個人学習等における実践と分析により開発教材の適用による学習のモデル開発行い,学習適用の基礎資料を得ることができた。
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