研究課題/領域番号 |
12680211
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
佐々木 真理 京都教育大学, 教育学部, 講師 (00303925)
|
研究分担者 |
浅井 和行 京都教育大学, 教育学部, 助手 (30324718)
大隅 紀和 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90000083)
小柳 和喜雄 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (00225591)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 教師教育カリキュラム / 遠隔授業システム / アジア諸大学 / ビデオ会議システム / 国際理解教育 / 異文化間交流 / SCS / 総合演習 / 総合学習 / 国際理解 / ビデオソフト教材 / 遠隔共同授業システム / テレビ会議システム |
研究概要 |
「教育実践基礎演習」における教師教育カリキュラムの検討と再構築を目指した。本センター設置の3種の遠隔共同授業システムを活用する演習内容をビデオ教材と統合した形で演習のカリキュラムに組み込み、「総合演習」の基礎となる「時代変化に対応する新しい教師教育カリキュラム」を提案した。平成12年度は,3種の遠隔共同授業システムの内、ISDNビデオ会議システムを利用した遠隔共同授業システムの整備を、学術交流協定校タイ国ラチャパット地域総合大学アユタヤ校と本学との間で行った。しかし、タイ側のISDN回線敷設の遅れや回線規格の不適合から当初に準備した機器が使用できなかった。そのため、機器を現地で調達し、設置後の調整・接続試験等で平成13年8月までかかった。当初の計画より半年近く遅れたが9月にはタイ国教員養成系大学との遠隔共同授業が可能になった。10月には中国・上海師範大学についても遠隔共同授業システムの設置を打診し了解を得た。本遠隔共同授業システムを利用して、国際理解教育や日本語の学習を中心とした遠隔共同授業・演習を繰り返し実施した。また、他の2種の遠隔共同授業システムにこれらの遠隔共同授業の画像と音声を転送しSCSならびに附属学校園との遠隔授業システムを通じて遠隔共同授業を行う実験を行った。これらの取組みから、国際理解教育や異文化間交流の内容を盛り込んだ、遠隔教育メディアを利用した教育実践基礎演習の新しい内容についての検討を通して「時代変化に対応する新しい教師教育カリキュラム」を開発して提案した。研究代表者(佐々木)は、研究の推進・総括、カリキュラムの開発、タイ国への渡航と機器設置の協力活動、国際学会での研究発表などを行った。研究分担者(大隅)は、開発モデルの提案や研究の方向付け、授業相手校との渉外など、研究分担者(浅井)は、開発カリキュラムの検討、遠隔共同授業・演習の計画、国際学会での研究発表などを行った。
|