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メタ認知的経験の育成モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12680224
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関玉川大学

研究代表者

茅島 路子  玉川大学, 文学部, 助教授 (80266238)

研究分担者 稲葉 晶子  大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (10304049)
研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード自己調整スキル / メタ認知 / コンピュテーショナルなモデル / 意識の影響を受ける処理 / self-regulation skillの育成 / Reciprocal Teaching / ASK to THINK-TEL WHY
研究概要

従来の知的教育シスチムは、知識を伝達するという学習観の下、学習者に効果的に知識を教授することに主眼を置いてきた。ところが、近年、学習観が社会構成主義、状況主義といったものへと変容してきている。このような学習観の下、知的教育システムの研究者たちは、自己説明の誘導などといった学習を支援する新たな方法を探究している。
この新たな支援として、本研究では、知的教育システムにより自己調整スキルの育成を支援することを目指している。この自己調整スキルは、学習者が主体的・構成的な学習を進めていくために、不可欠な能力の一つである。しかし、そのメカニズムは明確にはされていない。
本研究において提案したモデルは、Loriesらが主張するメタ認知のモデル-認知的プロセスとメタ認知的プロセスは同一のアーキテクチャであり、処理する対象が異なるだけである-を基盤に考案したものである。メタ認知は意識的であるとされるが、「意識的である」という表現は非常に抽象的である。そこで、「意識的である」ことをpenetrable process(意識の影響を受ける)と捉え、penetrable process(意識の影響を受ける)とnot-penetrable process(意識の影響を受けない)の相違を、作業記憶上の情報が既存の知識の影響を受けるか、受けないかとする。しかるならば、自己調整スキルは、作業記憶上の情報を既存の知識と整合的であるように変化させるイベントであると考えることができる。このモデル化は、peer tutoring modelの有効性、あるいは、メタ認知的スキルの育成には、他者との相互作用が効果的であることを説明することを可能にする。

報告書

(3件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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