研究課題/領域番号 |
12680231
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
|
研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
上田 正一 筑波技術短期大学, 鍼灸学科, 助手 (00248741)
|
研究分担者 |
大武 信之 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター(聴覚障害系), 助教授 (10223851)
吉田 次男 筑波技術短期大学, 理学療法学科, 助教授 (30248752)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2002年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2001年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 触図 / 医用画像 / 画像診断 / 超音波 / シンチグラム / X線 |
研究概要 |
1.オリジナルX線フィルムの収集 触図のもとになるX線CT画像、MRI画像、超音波画像、シンチグラム、一般撮影X線画像のオリジナルX線フィルムの収集を臨床現場にて行った。また、造影剤を用いた造影検査のオリジナルX線フィルムの収集も行った。 2.収集した医用画像のデジタル化と保存 収集した医用画像を、イメージスキャナーやパソコンを利用してパソコンで扱えるデジタル情報に変換して、記憶装置(MOドライブ)及びコンパクトデイスク(CD)に画像データとして記憶させた。 3.触図化の原則 収集したX線CT画像、MRI画像、超音波画像、シンチグラムについて触図化の原則について検討した。超音波画像については、従来よりもパターンを少なくし、またドット模様の他に斜線を用いた模様も取り入れてみた。シンチグラムについては、元のイメージが点の集合であるため、そのままに近い形で触図にすることにした。一般撮影X線画像の中からは、頭部単純撮影(2方向)、胸部単純撮影(2方向)、頸椎単純撮影(2方向)、腰椎単純撮影(側面)を触図化の対象として選択し、造影検査からは胃透視、胆嚢造影、経静脈性腎孟・尿管撮影を選択して、触図化の原則について検討した。造影検査については造影剤の部分を重視して触図化の原則を検討した。 4.触図の原図作製 3.の触図化の原則に従ってパソコン上で画像編集ソフトを用いて、デジタル化された画像データを編集し、触図用原図を作製した。 5触図作成 これらの触図用原図を立体コピー機にかけて、最終的に触図を作製した。 6.触図の評価 全盲学生に触図を授業中に提示し、図の見方を解説後、評価してもらった。評価項目としては従来通り線、パターン、全体(総合評価)とした。造影検査については概ね肯定的な結果が得られた。X線CT画像、MRI画像に比べて、一般撮影X線画像については、やや画像が複雑すぎて満足のいく触図が得られなかったため評価は低かった。
|