研究課題/領域番号 |
12680240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
浅見 裕 岩手大学, 教育学部, 教授 (00003955)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 剣道 / 授業分析 / 教師行動 / 学習者行動 / 形成的授業評価 / インタビュー / 系性的授業評価 / カテゴリー分析 / アンケート |
研究概要 |
高校と大学の剣道授業を、教師行動と学習者行動をカテゴリー別に分析し、学習者の授業評価結果とエスノグラフィー法の手法によるインタビューの結果を検討した。 M高校では、教師主導の一斉指導スタイルで展開しており、相互作用の時間量が少なかった。授業後のインタビューの結果、生徒は剣道の授業に対して痛い、くさい、疲れる、つまらないという否定的感想をもった。 生徒による形成的授業評価では、特に意欲・関心次元の評価が低かった。その原因として、毎授業で強制された正座、繰り返し行われる基本練習、匂いの強い剣道具、小手を打たれた痛さがあげられる。 I大学の剣道授業では、学習者にとって「よい授業」と評価されていた。しかし、インタビューによる本音から、まだ問題点が存在していたことが判明した。 今後の改善事項: ・初学者は単純な動作でも難しいと感じており、授業者の見解と相違があった。 ・成功しないままであると、学習者はいい加減な動作でその場を切り抜けていた。 ・自分の動作が有効であったのかどうかについて、自己評価ができなかった。 ・竹刀が脇の下に当たったときの痛み対策がとられていなかった。 ・面の装着に時間がかかった。 ・足裏が汚れることに不快感を持っていた。
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