研究課題/領域番号 |
12680265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
木下 百合子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10169914)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 総合学習 / 協同学習 / 異文化間コミュニケーション / コミュニケーション コンペテンス / 異文化間教育 / メディア教育 / メディアコンペテンス / 社会的コンペテンス / コミュニケーション / 異文化理解 / 多文化教育 / 国際理解 / 総合的学習 / Eメイルプロジェクト |
研究概要 |
本研究の理論的成果として、次のことが挙げられる。 1.教授におけるコミュニケーション研究を異文化間コミュニケーションに拡大し、特に社会的コンペテンツについて深化させた。 2.日本が文化多様性社会に移行していることを承認し、教育学的コンセプトを「国際理解教育」から「異文化間教育」に早急に転換すべきであることを論証した。 3.協同学習活動とメディア教育に関する研究成果を本研究に適応可能なかたちに仕上げた。 以上の、理論的研究成果をふまえ、本研究対象を、異文化間教育コンセプトとメディア教育コンセプトと協同学習活動コンセプトの接点に位置づけ、2年間の研究をとおして次のことを実証した。 1.英語使用のEメイル交換による異文化間コミュニケーションは、中学生段階で十分に可能である。 2.異文化と出会うことによって自己の文化が意識化され、アイデンティティ形成に貢献する。 3.コンピュータ使用の方法と技術ならびに情報倫理は実践をとおしてこそ確実に形成される。 4.グローバルな解決課題である環境問題について認識が深まるとともに、環境問題について日本とドイツでは取り組みの観点が違うことを発見した。 5.異文化間コミュニケーションと協同学習のスタイルになれ、異文化理解には忍耐と寛容が必要であること、理解と葛藤の間を揺れ動くプロセスが重要であり、関係を継続することが重要であることを経験しえた。 以上のことを研究課題にそくして実証たが、さらに、コンピュータ室の管理や教科教授と総合的学習の横断的組織化などの条件整備が緊急に必要であることも同時に検証しえた。
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