研究課題/領域番号 |
12680267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
後藤 幸弘 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00047391)
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研究分担者 |
永木 耕介 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10217979)
松下 健二 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40079124)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 身体運動文化 / 遊び・ゲーム / ボール(用具) / 運動(身体操作) / 総合学習 / 生きる力 / 教育内容の総合 / 学習方法の総合 / プログラム / 児童 / 投げる / ゲーム・遊び / からだ / 運動 |
研究概要 |
本研究は、「欲求の充足」としての「遊び(スポーツ)」と「必要の充足」としての「体操」を基盤に社会の変化や諸学問と関連しながら発展してきた「身体運動文化」を教科成立の拠り所としている体育科から総合学習へのアプローチを試みようとしたものである。 まず、総合学習の意義を検討し、「構造化能力、問題解決能力、実践力」のまとまりと捉えられる「生きる力」の養成にあると考えるのが妥当であると考究された。 また、「からだ」「ボール」「運動」「ゲーム(遊び)」の4つの観点から、ボールを使った遊びに内在する豊かな教育内容を措定した。 これらを「課題形成の段階」→「課題解決の段階」→「内容の発展と総合・内容の集約(共感・交流)の段階」→「課題解決の結果の確認・応用と新たな課題形成の段階」の発展的繰り返しとする総合学習におけるプログラムの作成の考え方を提案した。 そして、「ボールを投げる」をテーマに作成したプログラムを6年生児童に適用しその有効性を検討した。その結果、子ども達は、「ボールを投げる」ためのからだを上手に動かす仕組みや、動きの原理を知恵として理解するとともに、先人は用具やルールを工夫して楽しいゲームを作ってきたことなどを体験的に学習した。すなわち、投げることと受けることの共通性の理解など知識の量的拡大と質的変化に効果がみられ、作成したプログラムの有効性が認められた。
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