配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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研究概要 |
本研究は、わが国における「体育科における児童・生徒の学力実態調査方法の開発」を行うことを目的とした。その際、特に以下3点に着目した。 1.子ども・青年の生活と発達課題をトータルに把握すること:体育・スポーツに関する子ども・青年の実態と彼らの日常生活の現実とを、複合的・相関関係的に調査を実施し、今を生きる子ども・青年の生活と発達課題をトータルに把握することである。 2.教育課程自主編成の足場を確かめること:Nation wide-Local-Schoolの各レベルで教育課程を編成する際の確かな実証的根拠を得ようとした。 3.アジア諸国の「共通の課題」とわが国「固有の課題」とを峻別するための国際比較調査:統一された調査方法を用いて国際比較調査を実施し、各国・地域に共通する教育課題とわが国に固有の教育課題を峻別すること、である。 そこで本研究では近年の関連する先行研究で用いられた調査方法について検討を行い、予備調査を重ねた結果、以下の7つの調査カテゴリーについて調査票を作成するとともに、複合的な調査方法を開発した。 (1)日常生活スタイル(平日・休日の生活、遊びの内容と時間、友だち、部活・習い事など):38項目 (2)社会的スキル(向社会的スキル、引っ込み思案行動、攻撃行動):15項目 (3)心の健康(自己効力感,身体的反応,不安感情・抑うつ,幸福感)17項目 (4)運動有能感と体育の価値意識(身体的有能さの認知,統制感,受容感,体育の有用感):17項目 (5)体育授業に対する態度(できる,守る,楽しむ,学ぶ):20項目 (6)スポーツ観:18項目(高校生のみ) (7)運動能力テスト(就学前は幼児運動能力調査)
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