研究課題/領域番号 |
12680331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
並木 美太郎 東京農工大学, 工学部, 助教授 (10208077)
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研究分担者 |
中條 拓伯 東京農工大学, 工学部, 助教授 (80217736)
毛利 公一 東京農工大学, 工学部, 助手 (90313296)
吉澤 康文 東京農工大学, 工学部, 教授 (10280992)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | SOC(System On Chip) / 組込みシステム / 組込みOS / SMT / リアルタイムシステム / SOC'(System On Chip) |
研究概要 |
本研究の目的は、モーバイル・ユビキュタス、情報家電などの組込みシステム・システム・オン・チップの設計のための方法論とソフトウェアアーキテクチャを明らかにする。特に、(1)ハードウェアとのトレードオフ設計、特にマルチメデイアやネットワークのためのリアルタイム性の追求(2)(システム)ソフトウェアのファームウェア化とチップへの統合化、(3)接続性:モジュール化からインタネット接続にいたる透明性の確保、(4)拡張性。特に、コア化するものと拡張すべきものとその方法、を明らかにすることである。平成12年度および13年度に、SOC(System On Chip)ソフトウェアアーキテクチャの試作設計、SOCコアカーネルの試作、SOCコアカーネルのリアルタイム化、接続性を確保するためのプロトコルの設計を行った。最終年度である平成14年度は、(a)システムをオブジェクト指向、特に組込み用JavaVMとそのためのOSを用いてシステムを構築しSOCの基盤を検証、(b)接続性を確保する組込み向けのTCP/IPプロトコルの実装、(c)SOCを考慮したSMT(Simultaneous Multithread)/OCMP(On Chip Multi Processor)上でのシステムソフトウェアの検討、(d)リアルタイム性確保のためのスケジューラと組込みのための高モジュール化方式の提案と実装、などを方式の有効性を検証した。これらの研究成果を学会で発表するほか、依頼により展示会においても発表を行い、成果を公表することができた。上記の研究を通じ、目的とした(1)〜(4)について3年間研究を行い、SOCのためソフトウェアアーキテクチャを明らかにし、提案した方式の有効性を確認することができた。
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