研究課題/領域番号 |
12680729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
中村 浩幸 岐阜大学, 医学部, 助手 (10211434)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ニオンザル / 視覚皮質 / 頭頂葉 / 三次元視覚認識 / 第三次視覚野 / チトクロームオキシダーゼ / 線維連絡 / 運動野 / ニホンザル / 三次視覚野 / 三次元空間認識 / 3-D視覚 / 把握運動 / 視覚運動連関 / 視覚連合野 / 頭頂間溝 |
研究概要 |
当該研究において以下の3点を明らかにした。 1)外側頭頂間溝野はV3A野から投射を受け、前頭頂間溝野へ投射する。 2)V3A野と他の皮質との線維連絡の詳細。 3)VP野とV3A野およびV2野との線維連絡 ニホンザルの頭頂間溝外側野は頭頂間溝の外側壁に在在し、視覚空間認識と運動空間溝築とに関係している。当該研究において、頭頂間溝外側野の後部から、三次元コンピュータグラフィックイメージに反応する神経活動を電気生理学的に記録した。さらに、神経トレーサーを外側頭頂間溝野に微量投与して、外側頭頂間溝野はV3A野から視覚性の投射を受けること、さらに外側頭頂間溝野が前頭頂間溝野へ投射することを明らかにした。前頭頂間溝野は運動前野へ投射することが報告されているので、外側頭頂間溝野から前頭頂間溝野への投射が、運動空間構築に関与している可能性がある。 V3A野は視覚皮質および視覚連合野皮質のほとんどと線維連絡を持っていた。またVP野はV3A野との双方向性の連絡の他に、V2野のチトクローム染色で染め分けられる全ての構造から投射を受けていた。
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