研究課題/領域番号 |
12680744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
小栗栖 太郎 岩手大学, 工学部, 教授 (70177202)
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研究分担者 |
坂田 和実 (坂田 和美) 岩手大学, 工学部, 助手 (80261163)
新貝 鉚蔵 岩手大学, 工学部, 教授 (00089088)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2002年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | GABA / GABAc / ρサブユニット / 融合タンパク質 / ヒトゲノム / GABA受容体ρサブユニット / 大腸菌発現系 |
研究概要 |
1 ρ3サブユニットのN端側の細胞外領域とマルトース結合タンパク(MBP)の融合タンパクの発現系を作成した。アミロースレジンを使用して融合タンパクを精製し、FACTOR XaによりMBPを切断した。1MのNaCl、0.1% Tween-20、酸化的条件下にGABAが存在すれば安定である。ゲルロカクロマトグラフィーによる分析では、MBPは予想される分子量の位置に溶出するが膜外領域は排除体積に近い位置に溶出する。SDS-PAGEによる分析では、他のタンパク質も含んだ巨大な粒子を形成していると推定される。ゲルロカクロマトグラフィーの際にNaCl濃度を0.1M程度に低下させると、一部の膜外領域が小さな分子量を示す。事前に強い酸化的条件に長時間おくと小さな分子量の割合が増える。単量体となった膜外領域の濃縮やTween-20の除去を試みたが、いずれも凝集を形成した。安定に保つためにグリセリン、糖、二価カチオン、pH等を検討したが、いずれも成功していない。 2 ヒトにおける未知のGABA受容体ρサブユニットの存在を、PCR法、遺伝情報処理等により検討した。ヒトにはρ3サブユニットに類似した偽遺伝子が存在するが、未知の受容体はないと結論できた。 3 GABAa受容体サブユニットとρサブユニットで構成される受容体では、各種薬剤との反応性に差がある。これらのキメラサブユニットを作成し、各種薬剤との反応に関与している部位を検出することを試みた。作成したキメラサブユニットはα1やρ1サブユニットと共発現することにより、様々な薬剤反応性の受容体が観察された。
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