研究課題/領域番号 |
12680816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 熊本大学 (2001-2002) 順天堂大学 (2000) |
研究代表者 |
大杉 剛生 熊本大学, 動物資源開発研究センター, 助教授 (00211102)
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研究分担者 |
羅 智靖 順天堂大学, 医学部, 助教授 (60230851)
久原 孝俊 順天堂大学, 医学部, 助教授 (70134616)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | HTLV-I / tax / mice / transgenic mice / Lck |
研究概要 |
Human T cell leukemia virus type I (HTLV-I)は、成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスである。この疾患の病態および治療等の研究のためには動物モデルの作出が必須である。本研究では、ATLモデルマウス作製を目的として、T細胞にHTLV-ITax遺伝子を発現するトランスジェニック(Tg)マウスの作出を試みた。 1.Tgマウス作出のための導入遺伝子の構築 HTLV-I Tax遺伝子を含むプラスミドよりTax遺伝子領域をPCRによって増幅させ、p56Lckプロモーター(末梢T細胞に発現するdistal、胸腺特異的発現のproximal)下流にTax遺伝子をつないだ導入遺伝子を構築した。 2.HTLV-I tax遺伝子導入トランスジェニック(Tg)マウスの作出 Tgマウスの遺伝的背景をC57BL/6マウスで作製したが、両Tgマウスともに不妊であった。そこでdistal-Taxについては遺伝的背景をBDF1(DBA/2 X C57BL/6)マウスに変更して作製しなおし、10匹のfounderを得た。また、proximal-Taxについては、体外授精により、founderを得た。 3.Tgマウスfounderの病態解析 Proximal-Taxマウス#15は、肝臓に腫瘍を認め、肺の一部にも同様の所見が見られた。#16マウスは、腎臓に慢性糸球体腎炎が、観察された。#11マウスに病変は認められなかった。Distal-Taxマウスでは、#7に肝臓、脾臓および肺に腫瘍が確認された。また、#6および7マウスともに腎臓に慢性糸球体腎炎様所見を認めた。 Taxは腫瘍を引き起こしたが、T細胞系の腫瘍ではなかった。また、各マウスに共通して腎病変が認められたが、トランスジーンの入つていない同日齢のマウスでは病変は全く認められなかった。現在、F1マウスについて解析を実施している。
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