研究課題/領域番号 |
12680817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
紫野 正雄 麻布大学, 獣医学部, 助教授 (30063960)
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研究分担者 |
柏崎 直巳 麻布大学, 獣医学部, 助教授 (90298232)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | ラット / 精子 / 凍結 / 子宮内人工授精 / 子宮内人口授精 / 凍結保存 |
研究概要 |
本研究の目的は、凍結融解精子から産子がえられるようなラット精子の凍結保存方法の確立である。今年度はこれまでの研究実績に基づき、ラット凍結融解精子の受精能力および産子への発育能力を調べた。ラット精巣上体精子を卵黄とラクトースを基礎組成とした凍結培地とし、これに凍害保護物質として0.7%equex stem(ES)および3.0%グリセリンを添加もしくは無添加したもので凍結した。これらの凍結融解精子を偽妊娠誘起させた雌ラットの子宮角上部内へ注入(子宮内人工授精)した。授精後の翌日をDay1としてDay22にこれらの雌ラットの剖検をおこない、胎子が確認されたものについては、これらを摘出し、一部の摘出胎子はあらかじめ用意しておいた里親に哺育させた。融解精子の授精においてグリセリン無添加・ES添加区が妊娠率、胎子数において他の試験区よりも有意に高かった。しかしながら、このグリセリン無添加・ES添加区の成績は、前年度の胚盤胞への発育率と同様に、新鮮精子の授精区より有意に低い値を示した。凍結融解精子由来の摘出胎子の一部(20匹)を里親に離乳まで哺育させたころ、19匹が離乳に至った。これらの凍結融解精子由来固体の繁殖能力を交配試験により確認した。本研究で開発した方法により、-196℃にて凍結保存したラット精子を子宮内人工授精することにより産子がえられることが明らかになった。この子宮内人工授精成績は、新鮮精子をもちいた場合と比較して低い。しかし、凍結融解精子の子宮内人工授精により複数の外見上正常で繁殖能力を有する産子をえることができた。
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