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来日アメリカ人画家による日本受容とその影響

研究課題

研究課題/領域番号 12710027
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 美術史
研究機関早稲田大学

研究代表者

志邨 匠子  早稲田大学, 會津八一記念博物館, 助手 (00299926)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード日本近代美術 / 日米美術交流史 / アメリカ美術 / セオドア・ウオレス / ロバート・ブルーム
研究概要

1,ニューヨーク・パブリック・ライブラリーにて,シオドア・ウォレスおよびロバート・ブルームの一次資料を収集。
2,メトロポリタン美術館(ニューヨーク)にて,ブルームの滞日作《飴屋》を実見,調査。
3,伊香保にて,ウォレスとブルームが描いた作品のモティーフを実見,当時の地図を閲覧。
4,昨年度より収集した資料をもとに,ウォレス,ブルームの滞日作品の分析。
ウォレスに関しては,滞日中の活動が徐々に明らかになってきた。まず日本側の資料より,第1回目の来日時には,日本画団体・東洋絵画会と関係を結び,同会主催の展覧会を閲覧していることがわかった。またウォレス自身の記録より,京都の日本画家・鈴木百年との交流も明らかとなった。したがって,ウォレスと日本人画家との交流については,黒田清輝ら白馬会系の洋画家だけではなく,日本画家との関係も重視すべきであろう。さらに滞日作品を分析するうちに,写真を参考にしたと思われる作品が数点あることが確認できた。
当初,ロバート・ブルームは,エドウィン・アーノルドの『ジャポニカ』の挿絵を描くために来日した。今回,ニューヨーク・パブリック・ライブラリーで,アーノルドが滞日中にブルームに送った書簡をはじめとする,「アーノルド・ペーパー」を閲覧できたことは,ブルームの日本での足跡をたどる上で,重要な手がかりとなった。ブルームの日本での活動については,ほとんど資料がないが,同図書館の資料から,来日前後のアメリカ美術界におけるブルームの評価を把握することができた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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