• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

汎用性格検査開発のための日本語による性格持性語リストの作製

研究課題

研究課題/領域番号 12710051
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関群馬大学

研究代表者

山口 陽弘  群馬大学, 教育学部, 助教授 (80302446)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードパーソナリティ / 性格特性語 / ビックファイブモデル / 因子分析 / 自由記述 / 形態素 / 自然言語 / 意味論 / ビッグファイブモデル
研究概要

1980年代後半から急速に進展したパーソナリティ研究におけるモデルとして、ビッグファイブ(5因子)モデルがある。これは多数の評定尺度を用い、かつ、それらの尺度の範囲が十分広いならば、5つの頑健な因子によってほぼ完全にパーソナリティを記述することができるというものである。
本研究では、手法や対象者などの制約条件を、これまでの5因子モデルで使用された手法と若干変えて、できるだけ緩めて調査を行った。依拠すべき性格特性語も従来よりも幅広く採集し、5因子モデルのための特性語作成ではなく、より包括的な汎用性格特性語リストの作成を目指した。
また辞書のみならず、自由産出によっても性格形容語を採集し、それを意味論的な分析(自然言語処理ソフトにかけ、形態素に分解)することによって、豊富な性格形容語リストを作成した。
具体的には自由産出での性格特性語リストを作成することを行っている。調査形式として「私(の性格)は」などという文の後に続く性格を記述する語を被験者に20文程度求める。そこで被験者が自分自身で産出しやすい語を拾い集めた。これは一種の文章完成法である。
818人の算出した、15294文に及ぶ性格特性語プールを作成し、その文を自然言語処理解析ソフト『茶筅』にかけて、形態素に分解した。その後、形態素の結合、分離状態を探索的に分析し、その中でも日本語での意味論的に有効なものを抽出し、上位頻出語をリスト化することに成功した。その成果を、群馬大学での紀要にまとめ、日本心理学会、日本教育心理学会等で発表を行った。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 山口 陽弘: "MDSを用いた児童・生徒に対する教師の視点の分析"群馬大学教育実践研究. 第17号. 269-285 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 陽弘: "MDSを用いた児童・生徒に対する教師の視点の分析"日本教育心理学会発表論文集. 第42. 39-39 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 陽弘: "パーソナリティ心理学に認知科学の知見は組み入れられるか?"日本教育心理学会発表論文集. 第42. S48-S49 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 陽弘: "自由記述によって得られた性格特性語の形態素分析II"群馬大学教育学部紀要人文・社会科学編. 第49巻. 379-397 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 陽弘: "自由記述によって得られた性格特性語の形態素分析"日本教育心理学会発表論文集. 第44(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 陽弘: "自由記述によって得られた性格特性語の形態素分析"日本心理学会大会発表論文集. 第66(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山口陽弘: "MDSを用いた児童・生徒に対する教師の視点の分析"群馬大学教育実践研究. 第17号. 269-285 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山口陽弘: "MDSを用いた児童・生徒に対する教師の視点の分析"日本教育心理学会発表論文集. 第42. 39-39 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山口陽弘: "パーソナリティ心理学に認知科学の知見は組み入れ分れるか?"日本教育心理学会発表論文集. 第42. S48-S49 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山口陽弘: "自由記述によって得られた性格特性語の形態素分析II"群馬大学教育学部紀要人文・社会科学編. 第49巻. 379-397 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi