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現職教員及びスクールカウンセラーに対し効果的なカウンセリング訓練法の開発的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710062
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

葛西 真記子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70294733)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードスクールカウンセラー / カウンセリング / 現職教員 / 北米 / 訓練法 / 連携 / スクールカウンセリング / カウンセラー養成 / 臨床心理士
研究概要

本研究は、現職教員及びスクールカウンセラーに対し効果的なカウンセリング訓練法を開発することであった。平成12年度には、カウンセリングの効果的な訓練法について北米の研究を概観し(生徒指導と心の教育)、その訓練法を現職教員及びスクールカウンセラーを目指している大学院生に対して実施し、その効果を検証した(カウンセラーの反応と柔軟性の変化)。それらの結果から、学校現場で求められているカウンセリングとそれ以外のカウンセリングでは、その対象、方法、目標が異なり、訓練法もそれに応じて変える必要があることが明らかとなった。また、学校現場では、長期より短期、自身の変化より問題の解決、カウンセリングよりコンサルテーションが効果的であると考察した。そのため、平成13年度には、学校現場でのカウンセリングに焦点をあて、カウンセリング的対応がもっとも求められている養護教諭の訓練法を開発し、その効果を検証した(養護教諭の共感的理解を高める自己研修法)。次にスクールカウンセラーが配置されている中学校において、その利用方法、生徒や保護者のスクールカウンセラーに対して抱いているイメージ、スクールカウンセラーを利用するにあたっての妨げなどについて調査した(中学生とその保護者の相談に関する意識調査)。その結果、生徒も保護者もカウンセリングやスクールカウンセラーに対しておおむね肯定的なイメージを持っており、現段階では利用していなくても、将来的には利用したいと思っていることがわかった。また特に、他者に対して不信感を抱いている者ほど、スクールカウンセラーに相談したいと思っていることも明らかとなった。今後は、これらの結果を踏まえ、大学院におけるスクールカウンセラーの訓練方法を開発し、その効果を実証していく必要があると思われる。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 葛西 真記子: "カウンセラーの反応と柔軟性の変化"鳴門教育大学研究紀要. 15. 45-54 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 葛西真記子, 中川曜子: "養護教諭の共感的理解を高める自己研修法〜内的反応を振り返るワークシートを用いて〜"鳴門教育大学研究紀要. 16(印刷中). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 葛西真記子, 谷川健二: "中学生とその保護者の相談に関する意識調査〜信頼感とソーシャル・サポートの視点から〜"日本カウンセリング学会第34回発表論文集. 34回. 374 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 森谷寛之, 田中雄三共編: "生徒指導と心の教育 入門編"培風館. 176(14) (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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