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中学生のソーシャル・ネットワークに関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関仁愛大学 (2001)
京都工芸繊維大学 (2000)

研究代表者

工藤 保則  仁愛大学, 人間学部, 講師 (20314304)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード中学生 / ソーシャル・ネットワーク / 社会化 / パーソナル・ネットワーク / 高校生 / 重要な他者
研究概要

中学生のソーシャル・ネットワークを実証的にとらえるために、平成13年10月〜12月に、福井県武生市と愛知県名古屋市の中学3年生を対象に質問紙調査を実施した。調査はクラス担任の指導のもとでの集合調査である。なお、ネットワークを測定する質問項目をつくる際には、1985年版のGeneral Social Surveyのネットワーク・クエスチョンを参考としている。
「接触頻度」と「(主観的な)親密さ」からはかる他者との関係性と、「中学生活意識」「職業意識」等の意識項目をつかって重回帰分析をおこなって結果、・「家族・親族」は地域性の別にかかわらず、現時点での社会化の主体である・「(友人等の)関係の強い他者」は予期的な社会化の主体であるが、地域性の別によって客体(中学生)の意識の分化程度がちがうとの知見が得られた。
また、研究代表者が以前におこなった高校3年生を対象とした調査の知見の比較検討もおこない、10代の社会化研究の可能性についてもさぐっている。そこからは、・中学生と高校生めどちらにおいても、「家族・親族」は現在の社会化の主体である・「(友人等の)関係の強い他者」は、中学生においては、将来の個人の志向レベルにはたらきかける社会化の主体であり、高校生においては、社会についての意識にはたらきかける社会化の主体であることがあきらかになった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 工藤, 保則: "意識の形成メカニズムへのネットワーク論的接近"人間学研究. 1. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 尾嶋史章 編: "『現代高校生の計量社会学-進路・生活・世代-』"ミネルヴァ書房. 242 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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