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ユニバーサル化時代の学校・大学におけるエリート教育の文献的研究―米英独仏との比較を通じて―

研究課題

研究課題/領域番号 12710143
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関神戸大学

研究代表者

山内 乾史  神戸大学, 大学教育研究センター, 助教授 (20240070)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード高等教育 / エリート / 学歴社会 / エリート教育 / 才能教育 / 高等教育のユニバーサル化 / 個性に応じた教育 / ゆとり教育 / 大衆教育 / 競争原理 / 入学試験
研究概要

本研究は、当初の計画において、現代の大衆化した教育社会におけるエリート教育のあり方をめぐるさまざま論議をデータベース化し、それを分析することによって政策的な提言に結びつけていくというものであった。現時点でデータベース化はほぼ完了し、その分析もほぼ完了している。この分析を論文化して政策的な提言に結びつけていくことに関しては、下記三論文が本年度末に刊行され、ついで一年以内に国際比較を中心とした関連論文を刊行していく予定である。
本研究において、判明した点は以下の通りである。
1.大学進学者数が僅少の時代とは異なり、教育の大衆化した社会では、独立した機関を設けて大衆と分離した形でエリート教育を行うのはかなり難しく、また望ましくもない。
2.教育の大衆化した社会では、機会均等の原則の上にたって、全構成員が平等な条件の下教育を受けるという前提は崩さず、しかし、その中で可能なエリート教育を施していくのが望ましい。要するに、エリート教育を大衆教育と対立する形で想定するのではなく、融合した形で想定するのが現実的である。
3.入学試験制度も、国家による違いが大きいが、国際的には大学ごとの個別試験よりも共通試験の方向へ向かっており、そしてエリート校と呼ばれる学校でもその共通試験をベースに面接などを加味して合格者を決定している。こういった観点からすると、ますますエリート教育と大衆教育の融合は晋を考えられる。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山内乾史: "「学力低下」論考-エリート教育・大衆教育との関連から-"神戸大学大学教育研究センター編『大学教育研究』. 第10号. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山内乾史: "教育計画論序説(1)"神戸大学大学院国際協力研究科編『国際協力論集』. 第10巻第1号. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山内乾史: "大学の授業とは何か-改善の系譜-"京都大学高等教育教授システム開発センター編『大学授業の過去・現在・未来』. (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山内乾史: "正確な情報と的確な評価を"季刊教育法. 第127号. 28-32 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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