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中世アイスランドにおける粉争と社会-『ストゥルルンガ・サガ』を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 12710198
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関一橋大学

研究代表者

阪西 紀子  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 助教授 (80303030)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアイスランド / サガ / 北欧史 / 中世
研究概要

研究の中心となる、『ストゥルルンガ・サガ』のテクストを検討する作業を進めるとともに、関連する論文を収集し読むことを行なった。読み進める際には、私の問題関心に照らして、『ストゥルルンガ・サガ』に含まれるサガのうち、紛争解決へと至る、あるいは紛争解決に失敗する過程を特に多く扱っているものを中心に分析を進めた。その中で特に注目すべきは、それらの過程の各局面において、当事者の選択を決定するのは何かということである。例えばある殺害に対して、すぐに復讐を決行するのか、あるいは訴訟に訴えて賠償金を取るのか、という選択肢が考えられる際に、どのような理由でどちらを選ぶか、などである。それらはつねに明らかなわけではないが、ある程度の数の事例を見ることで、当時の人の価値観について知ることができる。
8月にはイギリス(グラスゴー、エディンバラ、ヨーク)およびデンマーク(コペンハーゲン)の各都市の大学図書館などで資料収集を行なうとともに、関連する博物館や史跡を見学した。
こうして当該課題に関する準備作業は終えたものの、所属する部局の大学院重点化に伴い、教育業務などの負担が増える中、自分自身の研究に使える時間がますます制約されることになった。そのようなわけで、5月には、『ストゥルルンガ・サガ』のうち1編である「大物グズムンドルのサガ」(後編)を共訳者の1人として公刊したが、当該課題については、残念ながら成果を論文として公表するには至っていない。今年6月にある研究会で報告をすることになっているので、それを経て論文をまとめる予定である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大塚光子, 西田郁子, 阪西紀子, 伊藤盡: "(翻訳)大物グズムンドルのサガ(後編)"北欧史研究. 第18号. 42-53 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚光子,西田郁子,阪西紀子,伊藤盡: "(翻訳)大物グズムンドルのサガ(後編)"北欧史研究. 第18号(近日刊行). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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