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1950年代西欧の国際関係における欧州統合の機能とその発展

研究課題

研究課題/領域番号 12710208
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関静岡英和学院大学短期大学部

研究代表者

上原 良子 (中山 良子)  静岡英和学院大学短期大学部, 国際教養学科, 助教授 (90310549)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード現代史 / 国際関係史 / 欧州統合史 / データベース / 国際情報交換 / フランス:イタリア / ヨーロッパ / 欧州統合 / 欧州政治共同体 / 欧州統合運動 / 欧州審議会 / 経済成長
研究概要

本年度は、予定通り以下の論点を中心に史料および文献収集を行った。
本研究により新た得られた点は、(1)欧州連邦支持派(「ヨーロッパ運動」)の国際ネットワークの機能と政策過程への影響力、(2)欧州統合における「ヨーロツパ文化」論(欧州審議会の成立、戦後ヨーロッパのアイデンティティの形成),(3)高度経済成長期の米欧関係およびアメリカニゼーション、等である。
とりわけ、(1)および(2)の分析により、欧州統合の推進力として、従来のミルワードなどの国益を重視する統合論(「国民国家の救済」論)ではなく、むしろ連邦主義等のイデオロギーおよび構想の重要性を明らかにした点が大きな成果であった。
また、歴史学の実証的な研究を基に、国際政治学およびEU法、国際法、経営学の研究との学際的な連携、さらに今日的な課題への歴史学からのを試みた((1)現在議論となっている「欧州憲法」論と欧州連邦構想の関係(ヨーロッパの民主的規程、空間規定、文化、アイデンティティ)、(2)ヨーロッパにおける人権レジームの形成など、(3)アイデンティティ、イデオロギーの役割-国関係論におけるコンストラクティビズム論)、(3)高度経済成長期のヨーロッパにおけるアメリカモデルの影響)。
さらに今年度より、学際的かつ国際的メンバーにより、「欧州統合史研究プロジェクト」が発足し、『欧州統合史資料集』の刊行が予定されている。このプロジェクトにおいて、本研究はさらに体系的かつ継続的に発展する予定である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 上原 良子: "ヨーロッパ文化と欧州審議会の成立"国際政治. 第129号. 92-106 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 上原 良子: "EUの文化政策と市民のヨーロッパの形成"NIRA政策研究. Vol.14No.12. 48-51 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 上原 良子: "欧州審議会の成立とフランス-欧州統合政策への転換とヨーロッパ運動のネットワーク"史論. 第55集. 70-90 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 上原 良子: "浸透するアメリカ/拒まれるアメリカ"東京大学出版会. 272 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 上原良子(単著): "フランス社会党の欧州統合構想と欧州審議会"西洋史学. 198号. 23-43 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2021-12-08  

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