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埴輪の生産体制に関する考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710219
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関大谷女子大学

研究代表者

犬木 努  大谷女子大学, 文学部, 助教授 (40270417)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード埴輪 / 生産 / 工人 / 古墳
研究概要

本年度も昨年からの継続で、主に、関東および近畿地方の各地域で出土した埴輪資料の実地調査を行った。
関東地方においては、これまでの研究成果に基づいて、いわゆる下総型埴輪およびその前段階の埴輪について、いくつかの古墳をピックアップしたうえで、悉皆調査を実施した。とくに、千葉県印旛郡栄町龍角寺101号墳出土の円筒埴輪・人物埴輪・動物埴輪、茨城県行方郡牛堀町日天月天塚古墳出土の円筒埴輪・人物埴輪・家形埴輪、茨城県竜ヶ崎市長峰17号墳出土の円筒埴輪・人物埴輪、千葉県我孫子市内出土埴輪、千葉県市川市内出土埴輪についての悉皆調査(調査検討・観察・写真撮影・調書作成・計測など)を行い、これらについては調査・分析作業をほぼ完了した。現在、それらの調査記録の整理作業や、写真資料もほぼ終了しており、研究成果については近々発表の予定である。結論的には、各古墳の埴輪製作に携わった工人集団、工人の全体像を窺い知るために不可欠な詳細なデータを得ることができたと考えている。昨年度および今年度の研究成果を総合し、埴輪工人集団の活動状況についての一事例として報告する予定である。
この他、中国地方・近畿地方・東北地方の埴輪についても、いくつかの古墳において出土埴輪の実地調査を行い、各地域ごとの地域色の検討作業をおこない、一定の成果を上げることができた。また上記のような作業と並行して、埴輪関連資料の文献調査も実施した。
今後は、13年度、14年度の調査研究の成果を踏まえて、さらに広範な実地資料調査・研究を継続する所存である。発掘調査担当者以外の研究者が、この種の悉皆調査・研究を行う例はあまりなく、その過程で、各地域における埴輪生産の時期別変遷とその画期、そして地域的特徴についても明らかにできると考えている。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 犬木 努: "埴輪の産地(東日本)"季刊考古学. 77号. 69-72 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 犬木 努: "埴輪同工品論の現在"季刊考古学. 79号. 11-15 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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