研究概要 |
(1)前年度のフィールドワークで収集した音声データのデジタル資料化 前年度までに齋藤がフィールドワークにより収集した音声データを、パソコンの音響分析ソフトで分析できるタイプのデジタル資料化作業を進めた。 その際,成果の計量的分析を可能にするデータ化に関連して、次の成果を刊行した。 (1)齋藤孝滋,2001「計量日本語学の入門書」『日本語学』20-5また、成果の地域還元等に関連して、次の成果を刊行した。 (2)齋藤孝滋,2001「日本語方言フィールドワークにおける被調査者への研究目的・意義の説明と成果の地域還元についての問題点」『杜会言語科学会研究大会予稿集』8 (2)齋藤の個人的データベースを利用した成果公表 本年度までに齋藤が単独臨地調査で得、個人的にデータベース化した資料を用いて、次の(3)〜(5)(音韻規則と形容詞活用規則の影響関係を論じたもの)と(6)(構造・地理・心理・地理的に考察した方言音韻の変遷史)を刊行した。 (3)齋藤孝滋,2001「岩手県久慈市方言の形容詞活用体系」『都大論究』38 (4)齋藤孝滋2002「岩手県安代町方言の形容詞活用体系」『言語と人間』5 (5)齋藤孝滋2002「岩手県盛岡市方言の形容詞活用体系」『国語論究現代の位相』9 (6)齋藤孝滋2002「東北・越後方言における/r/をめぐる音変化について」『フェリス女学院大学文学部紀要』37 (3)フィールドワーク 特に、個人差が激しいと考えられる首都圏について隣地調査を実施した。
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