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岐阜・富山県境における地域言語の動態に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710230
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関岐阜大学 (2001)
富山国際大学 (2000)

研究代表者

山田 敏弘  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (90298315)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード飛騨方言 / 文法 / アスペクト / 否定 / 富山方言 / インターネット / Web講座 / 世代間の変容 / 富山 / 方言 / 変化 / 気づかない方言 / 準体助詞「が」 / 終助詞 / 主題
研究概要

(1)2年目となる今年度は、岐阜大学への異動もあり岐阜県側の方言の実態を中心に研究・報告した。
(2)飛騨地方は岐阜県内でも南部の美濃地方と異なる文法的特徴を多く持つ。その文法的特徴を実地調査と資料検証の両面から記述・分析した。
具体的な形式を挙げると、否定の表現は美濃地方で聞かれる「へん」を用いないなどの報告があるが、実際には飛騨地方南部金山町や馬瀬村地内において「へん」やその前身と考えられる「せん」が多数報告されている。アスペクト形式についても富山との県境に位置する河合村において調査を行い、持続を表す「よる」と結果残存を表す「とる」とが、まさに世代的な差において変容しつつあることを観察した。
このような細部に渡る調査を継続的に行った。これらの調査結果にもとづいて、今後、大々的な調査を行う予定である。
(3)岐阜県方言の文法記述については、美濃地方の終助詞を中心に記述を行った。
(4)昨年度まとめた富山方言の文法について、富山県主催による「富山インターネット市民塾」において、Web版の講座を作成。一般の閲覧に供した。なお、「富山インターネット市民塾」は「第2回インターネット活用教育実践コンクール」で、最優秀賞である「内閣総理大臣賞」を受賞。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山田 敏弘: "飛騨方言資料に見られる文法項目"ぎふ・ことばの研究ノート1. 110 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山田 敏弘: "ぎふ弁講座"ぎふ・ことばの研究ノート2. 100 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山田 敏弘: "岐阜県方言の終助詞について"岐阜大学教育学部研究報告=人文科学=. 第50巻1. 1-20 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 山田敏弘: "とやまの気づかれにくい方言"富山国際大学人文社会学部紀要. 第1号. 85-94 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山田敏弘: "とやま・ことばの研究ノート 第3集"山田敏弘. 106 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山田敏弘: "文法を中心としたとやまことば入門"山田敏弘. 82 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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