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『太平記』諸本論再構築のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710238
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関法政大学

研究代表者

小秋元 段  法政大学, 文学部, 助教授 (30281554)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード太平記 / 古活字本 / 嫁入り本 / 益田兼治
研究概要

『太平記』の写本・刊本の現存本の書誌的調査、ならびに本文調査を総合的に行い、各伝本の位置づけを試みた。平成13年度における本補助金に基づく研究実績は下記の通りである。
(1)京都大学本『太平記』の翻刻作業・・・・・・従来、研究が殆どなされておらず、本文の性格が十分に明らかにされてこなかった丁類本の代表的伝本である京大本の翻刻作業を、奈良大学教授長坂成行氏ほかの助力を得て進めた。本年度は巻21まで翻刻を終え、数年後には校本を完成させ、公刊ならびにデータベースの公表を行う予定である。
(2)未研究写本の調査・・・・・・従来、研究が殆ど及んでこなかった古写本として、國學院大學蔵本(益田本)・松浦歴史資料博物館蔵本の書誌・本文調査を行った。その結果、両本の本文の性格を解明し、『太平記』伝本中における位置づけを行った。前者の研究成果は『鎌倉室町芸文論攷(仮題)』(徳江元正氏編、三弥井書店、2002年刊行予定)に論文として公表の予定。
(3)古活字本の調査・・・・・・全国に所在する古活字版『太平記』の総合調査を行った。その結果、90本を越える伝本の存在を確認し、版種の特定、書誌の調査を行い、「古活字版『太平記』書誌解題稿」(『法政大学文学部紀要』47、2002年)としてまとめた。
以上、写本・古活字本につき、原本調査を旨とする研究を行った。その結果、従来未研究の伝本の本文調査、また未紹介の伝本の紹介をすることを得た。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小秋元 段: "古活字版『太平記』書誌解題稿"法政大学文学部紀要. 47. 91-146 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 小秋元段: "要法寺日性の『太平記』研究と刊行"池田利夫編『古代中世の文学-論攷と資料-』笠間書院. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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