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機械可読テキストを利用した英語の史的統語論研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710260
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 英語・英米文学
研究機関神戸市外国語大学

研究代表者

家入 葉子 (家人 葉子)  神戸市外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20264830)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード歴史言語学 / 計量言語学 / 写本 / 統語論 / 中英語 / 言語情報処理
研究概要

昨年度に引き続き、歴史的コーパスを中心に、必要に応じて現代英語のコーパスを利用した。具体的には、市販のコーパスであるHelsinki Corpus、The Bible in English on CD-ROM、OED on CD-ROMなどの他にも、中英語の文献のいくつかを個人的に電子化し、研究に応用した。本年度の研究は、大きく3つの領域に分類することが可能である。一つ目は、never, noなどの否定語を含む否定構文の研究、二つ目は、否定構文のコンテキスト内に現れるany, everなどの非断定形の研究、そして三番目に、否定的ニュアンスを含んだ心forbidなどの語彙の構文に関する研究である。いずれも昨年度より引き継いだテーマであるが、一つ目の否定構文の研究については、ある程度のデータの収集を終えることができたので、Negative Constructions in Middle Englishというタイトルで著書にまとめた。他の二つのテーマについては、後期中英語から初期近代英語にかけてのかなりの資料を得ることができたものの、まだ歴史的全体像を描くには至っていない。それでもany, everなどの非断定形の発達と多重否定の衰退の関係、非断定形の発達の時期、などについての新たな知見を得ることができた。Forbidに関しても、that節の使用から不定詞や動名詞の使用に移行する過程が明らかになりつつある。Forbidの構文に関する研究の成果は、本年8月にグラスゴーで開催されるThe 12th International Conference on English Historical Linguisticsでも発表の予定である。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "Abbottとシェイクスピアの英語"英語青年. 6月号. 56-56 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "標準英語の発達と英語史研究の動向"英語青年. 9月号. 52-52 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "マンチェスター大学における英語史研究"英語青年. 12月号. 59-59 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "英語史におけるLate Modern English"英語青年. 3月号. 37-37 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 家入葉子(単著): "Negative Constructions in Middle English"九州大学出版会. 232 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 家人葉子(単著): "「A Study Weekend on Anglo-Saxon Manuscripts」"MES Japan News. 32. 20-21 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 家人葉子(単著): "「The Third Workshop in Computationally-Intensive Methods in Quantitative Linguistics」"英語コーパス研究. 8. 119-122 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 齊藤俊雄 他 編(共著): "English Corpus Linguistics in Japan"Rodopi(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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