• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ロマンス語との比較における日本語統語論研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710287
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関愛知県立大学

研究代表者

辻子 美保子  愛知県立大学, 外国語学部, 助教授 (00264705)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード比較統語論 / 生成文法 / 日本語統語論 / パラメター / INFLパラメター / 空主題パラメター / 日本語 / ロマンス諸語 / 生成文法理論 / 極小主義モデル
研究概要

(1)言語現象の記述
前年度の研究成果を踏まえ、今年度は、日本語・ロマンス諸語・英語を比較しながら、その共通点及び相違点を整理するために、以下の項目についてのデータの収集を行った。
(a)叙述の役割(主題構文、関係節、tough構文を中心に)
(b)複合動詞(使役構文、再構成化動詞など)
また、これらの項目に関する先行研究を整理し、問題点や課題を明らかにしながら、批判的な精査を行った。
(2)理論的考察
前年度は、空範疇の分布とその特性について、屈折要素(INFLあるいはTensc)の役割、叙述の役割などの現象を基に、日本語とロマンス諸語の相違点を説明するべく、屈折要素がもつ特性として[±predicateを定め、その値の違い(日本語は[+predicate]、ロマンス諸語は[-predicate])、すなわちパラメターを仮定した。今年度は、このパラメターをより精緻なものにし、上記の言語現象についてどのような説明ができるかという考察を行った。その結果、このパラメータに[±argument]という特性も加えることによって、日本語のTenseが[+predicate,-argument]、ロマンス諸語は[-predicate,+argument]、英語が[-predicate,-argument]という区別をつけることができ、それによって(1b)の複合動詞に関する日本語とロマンス諸語の共通点、及び両者と英語との相違を説明できることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mihoko Zushi: "Null Arguments : The case of Japanese and Romance"Lingua(Special Issue, Formal Japanese Syntax and Universal Grammar : The Past 20 years). (予定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 辻子美保子: "On the Nature of the So-Called Zero-Topic Parameter : A Preliminary Study"愛知県立大学外国語学部紀要(言語・文学編). 第33号. 117-146 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi