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環境・衛生規制の差異化と国際的調和化-その原因と対応

研究課題

研究課題/領域番号 12720049
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関東京大学

研究代表者

城山 英明  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (40216205)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード国際貿易 / ハーモナイゼイション / 環境・衛生規則 / トレード・オフ / 国際基準の規定過程 / 実効性 / 正当性 / 環境規制 / 衛生規制 / 調和化(ハーモナイゼーション) / 科学技術政策 / WTO(世界貿易機関) / 国際連合
研究概要

国際貿易の拡大に伴い、各国の環境・衛生規制の差異が国際貿易を阻害する非関税障壁と認識されるようになり、WTO(世界貿易機関)やEU(ヨーロッパ連合)等では、これら環境・衛生現制の調和化(ハーモナイゼーション)が試みられつつある。しかし、環境・衛生規制は、各国の独自の選好が、歴史的制度的に反映する分野であり、また、各国の産業にとっては保護の名目ともなるため、調和化は困難でもある。本研究では、このような環境・衛生リスク規制について、2つの視角から分析を行った。第1に、各国問における各国の環境・衛生規制の差異の原因を分析した。原因としては、科学的知識の不確実性は1つの要因ではあるが決定的要因では必ずしもないこと、単に貿易財かどうかではなく産業構造が調和化の圧力の有無に意味を持つこと(自動車のように産業構造が国際化していると調和化圧力は大きいが、食品のように分断化きれているとそうではない)、リスク間のトレード・オフについては、各国で異なった判断をしている場合も多いことが明らかとなった。第2に、WTO(世界貿易機関)、FAO(食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)の合同機関であるCODEX(食品安全に関する基準を作成する組織)、UNECE・WP29(国連欧州経済委員会第29作業部会:自動車関基準を作成する組織)の国際基準の制定過程においては、実効性の課題(専門知識の確保)、正当性の課題(NGOの参加形態等)が存在することが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 城山英明: "環境政策と国際関係"『講座:環境経済政策学』岩波書店. (未定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 城山英明: "環境規則の差異化と調和化"『政策研究』. 13巻12号. 30-33 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 城山英明: "国際行政-グローバルガヴァナンスにおける不可欠の要素"渡辺昭夫・土山實男編『グローバルガヴァナンス』唐代出版会. 147-167 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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