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中世後期シャンパーニュ諸都市における財政・租税制度の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12730053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経済史
研究機関西南学院大学

研究代表者

花田 洋一郎  西南学院大学, 経済学部, 助教授 (40284476)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード中世都市 / 財政史 / 租税史 / シャンパーニュ / フランス
研究概要

平成13年度における研究実績は以下のとおりである。
(1)研究対象都市であるトロワ、ランス、シャロン=シュル=マルヌに伝来する都市財政・租税関係史料の分析を順調に行うことができた。その結果、中世後期における都市財政制度の急速な整備と地域の社会経済状況に適合した多様な租税制度の存在を新しい知見として得ることができた。なおトロワについては、論文「フランス中世都市における財政・租税制度-トロワの場合(1)-」を『経済学論集』(西南学院大学)に公表することができた。その際、著名なトロワ史家であるトロワ市立文書館のフランソワーズ・ビボレ氏から有益な助言を受けた。
(2)他の西欧中世都市に関する財政・租税関係史料の収集と最新の研究成果の摂取については、昨年同様、フランス国立図書館(BN)・歴史史料研究所(IRHT)などの協力を得て積極的に行った。
(3)平成13年7月に慶応義塾大学で開催された「比較都市史研究会」においてシャンパーニュ地方の主要諸都市の制度展開に関する報告を行い、日本近世史・中国史・イスラム史・西洋史などの専門家から多くの示唆を得ることができた。なお報告の内容は雑誌『比較都市史研究』に掲載された。
(4)マイクロフィルム複写及びデータ整理について研究補助を依頼する予定であったが、昨年度に大多数の整理を終えていたので、依頼をせずに研究代表者1人で行った。
(5)補助金により得た知見は、今年度に関してはその一部を著書1冊、論文2本を通じて公表することができた。研究成果の中心部分は、今後大学の紀要および全国雑誌への投稿・発表を通じて公表する。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 花田洋一郎: "中世後期フランス都市制度の諸側面"比較都市史研究. 20・2. 4-5 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 花田洋一郎: "フランス中世都市における財政・租税制度-トロワの場合(1)-"経済学論集(西南学院大学). 36-2・3. 37-60 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 花田洋一郎: "フランス中世都市制度と都市住民-シャンパーニュの都市プロヴァンを中心にして-"九州大学 出版会. 356 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 花田洋一郎: "フランス中世都市財政史研究の動向-1990年代のフランス学界-"経済学論集<西南学院大学>. 35・4. 21-56 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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