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Hecke環及び組みひも群の表現論

研究課題

研究課題/領域番号 12740025
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 代数学
研究機関上智大学

研究代表者

五味 靖  上智大学, 理工学部, 助手 (50276515)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードDynkin図形 / McKay対応 / G-Hilbert scheme / coinvariant algebra / Hecke環 / 組みひも群 / 代数群 / 表現論
研究概要

一般にSL(3,C)の有限部分群Gに対してHilbert scheme Hilb^G(C^3)からC/GへのHilbert-Chow morphism π : Hilb^G(C^3) → C/Gが特異点解消であることがわかっているが、Hilb^G(C^3)の具体的な構造については一部の場合を除いてほとんどわかっていない.その構造を具体的に求めることを目標とし、その第一歩としてcoinvariant algebra S_Gの既約分解を、8個の散在的に存在する群と2つの主な系列の群に対して得た.またSO(3,R)の有限部分群に対しては2次元の場合のいわゆるMcKay対応の拡張とも言うべき興味深い結果が得られた.GがSO(3,R)の有限部分群の場合、原点のfiber π ^^<-1>(0)は射影直線P^1達で構成されることがわかった.さらに、その双対グラフはGの表現グラフから単位指標に対応する頂点を取り除いた部分グラフに一致することがわかった.この現象はSU(2,C)の有限部分群の場合に原点のfiberの双対グラフや表現グラフの部分グラフにADE型のDynkin図形が現れた現象と酷似している.またSU(2,C)の有限部分群において、各既約指標に対して定義されるMolien seriesがある種の等式を満たすことがSpringerやMcKayに指摘されているが、一般にGL(n,C)の有限部分群に対しても外積代数上の表現と関係付けることによってMolien seriesの間にある種の等式が成り立つことがわかった.特にSO(3,R)の有限部分群に対しては、この等式を制御しているものは対応する表現グラフであって、これはSU(2,C)の有限部分群の場合にADE型のDynkin図形によって制御されていたことの類似になっている.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y. Gomi: "Hilbert scheme of G-orbits in dimension three"The Asian Journal of Mathematics. 4・1. 51-70 (2000)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] F. Digne: "Presentation of pure braid groups"Journal of Knot Theory and its Ramifications. 10・4. 609-623 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Gomi: "Hilbert scheme of G-orbits in dimension three"The Asian Journal of Mathematics. 4・1. 51-70 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] F.Digne: "Presentation of pure braid groups"Journal of Knot Theory and its Ramifications. (発表予定).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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