研究課題/領域番号 |
12740125
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 宇宙科学研究所 |
研究代表者 |
上田 佳宏 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助手 (10290876)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | サーベイ / X線カタログ / 活動銀河 / X線背景放射 / X線 / カタログ |
研究概要 |
昨年に引続き、X線天文衛星「あすか」中間感度サーベイによる研究を進めた。北天で行なった合計90個の光学同定の結果を、6月にアルメニアで開かれた活動銀河サーベイに関するIAUシンポジウムにて発表した。同シンポジウムでは、「あすか」によるロックマンホール領域の詳細なサーベイ結果についても発表した。その後、X線天体のサンプルを南天まで拡張し、2002年1月にはチリ・CTIO天文台で光学同定観測を行ない、サンプル数を最終的に120個まで増やした。現在、「あすか」で行なわれた2-10keVバンドでの全サーベイ結果を総括し、活動銀河の光度関数の計算を進めている。本年度はさらに、XMM衛星やチャンドラ衛星を使ったサーベイ研究も精力的に進めた。やまねこ座で発見された2型クエーサーのチャンドラ衛星によって得られたX線スペクトルを、「すばる」望遠鏡で得られた近赤外スペクトルと合わせて論文発表し、X線で吸収をうけていながら幅の広い輝線を示すという新しいタイプの活動銀河が宇宙X線背景放射に重要な寄与をしている可能性を見い出した。7月にはコロンビア大学のメンバーの協力のもとにXMM衛星のX線源カタログを作成し、一層の研究拡大を目指している。また、チャンドラ衛星を使って19個の「あすか」未同定天体の位置を精度良く決定し、うち7個のサンプルについては本年度中に光学同定済みで、最初の結果を間もなく論文投稿する予定である。
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