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イメージング空気シャワーアレイの基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 12740159
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関神奈川大学

研究代表者

日比野 欣也  神奈川大学, 工学部, 専任講師 (80260991)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード宇宙線 / ガンマ線 / 空気シャワー / ニューラル・ネットワーク / 高エネルギーガンマ線 / ニューラルネット
研究概要

本研究は地上に設置した粒子線検出器群(空気シャワーアレイ)からのシグナルであるガンマ線起源シャワーとバックグランドとなるハドロン起源シャワーの識別を目指し,さまざまな物理パラメタをモンテカルロ・シミュレーションなどを用いて,吟味を行った.
地上の粒子線検出器群での観測は,光チェレンコフ観測のようにシャワーの縦と横の発達を立体的に捕えることは困難であり,空気シャワーの縦発達のある断面を検出しているので,それほど多くの物理パラメタは見つからない.
本研究では結果として,地上で空気シャワー成分の荷電粒子を検出するだけでは,独立した物理パラメタによるガンマ線とハドロンシャワーの識別は非常に困難であることが分かってきた.そこで,電子成分の密度分布をイメージとして捕え,ガンマ線とハドロンの識別を試みた.特に今回はイメージ識別の方法として,ニューラル・ネットワークのアルゴリズムを採用した.
現在までにさまざまなニューラル・ネットワークの改良を行っている段階であるが,約10〜20%程度のハドロンシャワーを落とすことに成功しているが,ガンマ線シャワーの多くも落とすことが分かっており,実際の観測データに適応する段階には至っていない.しかしながら,イメージ識別に関しては可能性も高く,今後も検討を続ける予定である.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Amenomori et al.: "Search for TeV burst-like events coincident with the BATSE bursts using the Tibet air shower array data"Proc. of 27th International Cosmic Ray Conference. 7. 2753 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] M.Amenomori et al.: "Multi-TeV gamma-ray emission from the Crab Nebula observed with the new Tibet-III air-shower array"Proc. of 27th International Cosmic Ray Conference. 6. 2395-2398 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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