• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヘキサフルオロベンゼンをベースとした液体シンチレータによる宇宙暗黒物質の探索

研究課題

研究課題/領域番号 12740164
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

伊藤 寛  高エネルギー加速器研究機構, 放射線科学センター, 助手 (50300679)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード宇宙暗黒物質 / 液体シンチレータ / 低バックグラウンド計測 / 環境放射能 / Dark Matter / Neutralino / low bark ground / Liquid Scintilator
研究概要

渦巻銀河の回転曲線の観測等から存在が指摘されている暗黒物質の候補として、既知及び未知の素粒子が提案されている。その検証を試みる研究の準備として、検証に必要な測定器の基礎的な研究を行なった。超対称性理論で予想されるニュートラリーノと呼ばれる粒子はこの様な暗黒物質の有力な候補として挙げられている。もし、ニュートラリーノが暗黒物質であれば地球上に置いた検出器中の原子核との断性散乱により検証することが原理的に可能である。ただし、期待されるニュートラリーノー原子核弾性散乱の確率が非常に小さいため、地上に置く検出器には出来るだけニュートラリーノとの散乱断面積の大きな原子核が要求される。ニュートラリーノと原子核の散乱にはスピンを通して結合する成分があるため、フッ素(^<19>F)等の原子核が散乱断面積が大きく、これを利用できれば有利な検証を行なうことが可能になる。
本研究で検討したヘキサフルオロベンゼン(C_6F_6)はフツ素(^<19>F)を多く含み、液体シンチレータの主成分となりそれ自身が検出器として利用できる。
本年はヘキサフルオロベンゼンを始めとして、シンチレータの発光特性や放射線計測におけるデータ収集系等の基本的な研究を行ないニュートラリーノ検証実験に向けての計測技術の蓄積を行なった。
また、この様なシンチレータを用いた放射線の計測技術を、他の放射線を研究手段として用いる物理研究において応用を試みた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi