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蛇毒遺伝子における発現調節機構の進化

研究課題

研究課題/領域番号 12740474
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 系統・分類
研究機関上智大学

研究代表者

藤見 峰彦  上智大学, 理工学部, 助手 (80322452)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード蛇毒 / 遺伝子 / 進化 / 転写調節 / phospholipase A_2 / 転写因子 / 遺伝子発現 / 調節領域
研究概要

本研究では、見かけ上一括した制御を受けているように見える進化起源の異なる遺伝子(蛇毒神経毒Etx及びPLA2IA)と、進化起源が同じだが異なる組織で発現している遺伝子(蛇毒神経毒PLA2IAと膵臓消化酵素PLA2IB)の遺伝子発現機構の共通性、あるいは相違を塩基配列および調節機能の解析から比較することにより、遺伝子を発現させる機構の進化(獲得)について解明することを目的とした。
12年度の結果をふまえ、in vivo転写assayを行う為のvectorを構築した。これら構築vectorを用いて遺伝子直接注入法によるin vivo転写assayを試験的に行ったが転写活性を検出できなかった。このため蛇毒遺伝子の転写assayに用いられた実績のある細胞株を代替細胞として用い、転写assayを行った。この結果を進化起源の異なる遺伝子間(EtxおよびPLA2IA)で比較すると、遺伝子近傍の領域では同様の傾向を示したが、さらに上流域まで含めた解析を行うとEtx特異的な転写の活性化がみられ、異なる傾向を示した。現在進化起源が同じ遺伝子間(PLA2IA及びPLA2IB)での転写assayを行っている。この両遺伝子については昨年までの研究により遺伝子近傍の保存配列中にPLA2IA特有の挿入配列が見いだされている。両者の転写活性の比較によりこの挿入配列の機能的意義を明らかにできると考えている。
EtxとPLA2IAに関してDNaseI hyper sensitive siteの検索を毒腺及び膵臓について行ったがDnase Iに感受性のサイトは検出されなかった。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takahiko J. Fujimi., Takahide Tsuchiya, Toru Tamiya: "A Comparative analysis of invaded sequenees from group 1A phospholipase A_2 genes provides evidence about the divergenee period of genes groups and snake families"Toxicon. (in press).

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2016-04-21  

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