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1自由度制御型リニア磁気浮上駆動機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750110
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関東京工業大学

研究代表者

進士 忠彦  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (60272720)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード磁気浮上 / 永久磁石 / 反発力 / 制御 / 安定条件
研究概要

クリーンルームや真空中で使用可能な非接触機構として,磁気浮上システムが検討されてきた.既存の磁気浮上システムは,電磁石や永久磁石により,非接触浮上が実現されているが,必ず複数の不安定自由度を有するためフィードバック制御が不可欠であった.本研究では,テーブルの剛体6自由度運動のうち,最小の1自由度のみを制御することで,完全非接触浮上が可能な,永久磁石反発型磁気浮上システムの実現を目的とする.
本研究で提案するシステムは,テーブル固定側に反発力を発生させる4組の永久磁石を配置する構造とし,数値シミュレーションにより,移動方向を除く5自由度が安定となる永久磁石の配置条件を明らかにした.これを元に,テーブル部は,非磁性のステンレス,永久磁石にネオジム磁石を用いた移動テーブルを試作した.移動テーブル安定化のためには,永久磁石を移動部,コイルを固定部に配置したムービングマグネットタイプの1自由度DCリニアモータを,上記のテーブルシステムに内蔵し,フィードバックセンサとして,渦電流型変位計,コントローラとしてPIDコントローラを用いた1自由度のフィードバックシステムを構成した.試作したテーブルの質量は,15.3kg,外形寸法250×370×87mm,浮上量8.5mmである.
実験結果から,リニアモータを用いた1自由度制御により,テーブルの安定化が実現可能で,位置決め範囲±1.05mmを実現した.また,試作装置の剛性は,並進方向5300N/m,垂直方向9100N/m,ローリング42Nm/rad,ピッチング160Nm/rad,ヨーイング33Nm/radであった.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] T.Shinshi, et al.: "Stabilization of Permanent Magnet Repulsive Forces Type Levitation"Proc. ISMT 6. (CD-ROM). (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 進士忠彦, ほか: "1自由度制御による永久磁石反発型浮上直動システムの安定化"第13回電磁力関連のダイナミクスシンポジウム講演集. 153-156 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 進士忠彦, ほか: "1自由度リニアモータ制御による永久磁石反発浮上直動機構の安定化と位置決め"2001年度精密工学会秋季大会学術講演会講演集. 537 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 進士忠彦 ほか: "1自由度制御による永久磁石反発型浮上直動システムの安定化"第13回「電磁力関連のダイナミクス」シンポジウム. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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