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伸展・回収型深海探査システムの運動解析と制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750192
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関上智大学

研究代表者

曄道 佳明  上智大学, 理工学部, 助教授 (50262118)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードマルチボディダイナミクス / テザードシステム / 運動と振動の制御 / 連続体と剛体系の連成運動 / 大変位,大変形 / 拘束条件 / Absolute Nodal Coordinate法 / 弦・剛体系 / 非線形振動 / 非線形有限要素法 / 連成振動
研究概要

本研究は,深海探査テザードシステムの基本的な動特性を,理論的,実験的検討から明らかにすると共に,探査機の制御に関する評価をまとめ,これにより,実システムの実現に向けた指針を提示することを目的としている。
本研究では,ケーブルを弦、探査機を2自由度剛体系として取り扱いモデリング、定式化を行った。この理論解析では,大変形,大変位を伴う弦とその先端に拘束された先端剛体系との相互作用をマルチボディダイナミクスの観点からA.N.C法を用いて捉えている。一方,弦上端の平面内並進運動,弦の伸展回収機構,水槽を備えた実験装置を完成させ,大変位,大変形を伴う弦と剛体系との連成運動に対して観察を行った。これにより前述のモデリングならびに定式化の妥当性を確認した。また,弦・2剛体系の無重力下における運動メカニズムを数値計算結果より物理的に解明した。
次に,先端剛体の姿勢制御の実現を検討するため,先端剛体に取り付けたリアクションホイールおよび剛体間の関節トルクを併用した制御系について検討した。まず,このような制御下における動的応答の特性を検討するために,制御ゲインを考慮に入れた固有値解析,自由振動,上端変位加振による強制振動について数値シミュレーションを行った。これより,制御ゲインに対する固有値の変化により系の振動モードなどに対する知見を得た。さらに,定常応答について検討し,系の非線形性と制御ゲインとの関係により,制御ゲインに対する定常振幅に特徴的な変化が見られることを明らかにした。
今期は,流体作用下および伸展回収時の検討結果を成果としてまとめるには至らなかったが,重力場での運動解析とこれに対応する実験,制御効果の確認、また微小重力下での運動解析を行うことにより,弦・剛体系の運動解析手法の確立と運動メカニズムの解明,本システムにおける姿勢制御の実現に対する指針の取得などを成果として得ることができた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 竹原昭一郎, 曄道佳明, 能見公博, 曽我部潔: "弦・剛体系の振動および運動解析"日本機械学会機械力学・計測制御(D&D'01)講演論文アブストラクト集. No.01-5. 276 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 原田裕紀, 曄道佳明, 能見公博, 曽我部潔: "弦・剛体系の姿勢制御手法に関する検討"日本機械学会2001年度年次大会講演論文集. No.01-1. 181-182 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 竹原昭一郎: "弦の大変形解析に関する基礎的検討"日本機械学会 機械力学・計測制御講演論文アブストラクト集. No.00-6. 259 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 竹原昭一郎: "非線形有限要素法によるテザー・多剛体系の挙動解析"第44回宇宙科学技術連合講演会アブストラクト集. 42 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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