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歯並び画像を用いたバイオメトリック個人識別によるセキュリティシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12750226
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関神奈川大学

研究代表者

西内 信之  神奈川大学, 工学部・経営工学科, 助手 (70301588)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード画像処理 / バイオメトリクス / 個人識別 / セキュリティ / 歯並び / 入室管理 / ログイン管理 / インタフェース / バイオメトリック
研究概要

平成12年度に研究を行った歯並び画像による個人識別アルゴリズムの応用システムとして、本年度は個人認証セキュリティシステムを実際に構築した。平成13年度の研究実施計画に基づき、次の二つのシステム開発を行った。
(1)入室管理システム:現在、入室時には主に、鍵、カードキー、暗証番号入力により、入室が管理されている。本研究で開発した個人証技術を応用して、歯並びの照合のみによって個人識別を行い、入室拒否、許可を与える入室管理システムを開発した。小型液晶モニタと、小型CCDカメラをドア横に設置し、スイッチを押すことで識別を開始して、入室拒否、許可の表示をするシステム構成となっている。これまでのアルゴリズムに昭明条件処理の改善を加えて、前年度までのデスクトップ型識別システムと同等の識別率が得られた。
(2)ラップトップパソコン用ログイン管理システム:近年、小型化・軽量化が著しいラップトップパソコンを取り上げ、ログイン時のパスワード入力の代わりに、歯並びの照合によって使用許可を与えるログイン管理システムを開発した。識別に利用する画像の取得は、ラップトップパソコンに小型のCCDカメラを取り付けて行った。照明条件の不安定さや、小型CCDカメラの焦点距離、画像の解像度が不充分であったため、今回は識別率については十分なものが得られなかった。
以上のシステムを実際に開発することにより、システム設計やインタフェースでの問題点を検討することができた。また、応用システムを実際に開発することで、本研究で提案した歯並び個人識別技術の特長である、拡張性(システム装置構成がコンパクト)、高速性(個人識別アルゴリズムが単純)について有効性を示すことができた。今後は、さらに高い信頼性を得るために、多くの被験者実験を行っていく。さらに、本技術を他の個人識別技術と組み合わせたセキュリティの強化についても検討を行う。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西内信之: "歯並び画像を利用したバイオメトリック入室管理システム"日本人間工学会第43回大会講演集. 38巻(発表予定). (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 西内信之: "Personal Identification for Security Systems Using Visible Dental Profiles"Proceeding of the 5^<th> International Symposium on Logistics. Vol.1. 57-62 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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