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ターボ符号を用いた超高密度記録のためのディジタル信号処理方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750339
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関愛媛大学

研究代表者

斎藤 秀俊  愛媛大学, 工学部, 助手 (60274338)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードパーシャルレスポンス方式 / 記録符号化 / ターボ符号 / ディジタル磁気記録 / ハードディスクシステム / 長手磁気記録 / PRML方式 / トレリス符号 / 事後確率復号 / ビタビ復号
研究概要

二十一世紀初頭の高度情報社会分野では,現行よりも一段と進化したハードディスクや光ディスクなどの様々なディジタルストレージ装置が,マルチメディア情報蓄積のための記録メディアとして最も期待されている.このため,ハードディスク装置においては,現時点でディジタル記録媒体の面記録密度が年率100%という急速な勢いで高密度化が求められ,一平方インチ当たり約百ギガビットを超える記録密度を達成している.本研究では,今後の超高密度ディジタル磁気記録方式を実現するために,このディジタル磁気記録のための信号処理技術に着目し,性能の良い情報伝送を実現するためのパーシャルレスポンス方式と呼ばれるディジタル信号処理方式の検討を更に進めた.そして,磁気記録・再生チャネルの持つ特性に適するようにデータ系列を加工して変換する記録符号化と呼ばれる符号化方式を組み合わせることで,さらに性能の良い優れた情報伝送を実現することを検討した.この結果,記録符号化方式として近年様々な通信分野で着目されているターボ符号化方式を採用し,従来よりも性能の良い高次パーシャルレスポンス方式を組み合わせることで,今後の目標となる記録密度の領域において数dBのSN比改善が得られることが判明している.この結果は,次世代の記録方式の一候補となる単一装置内に複数ディスクを装備するマルチトラック方式を用いたハードディスクシステムにも当てはまることも,様々な計算機シミュレーションや実験結果によって裏付けられている.併せて,本研究を通して,誤り訂正方式と本研究方式との有効な組み合せを見出す問題やマルチトラック方式実現に向けての課題も同時に幾つか判明している.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 斎藤, 小栗, 岡本, 大沢: "軟出力双方向ビタビ復号を用いた連接符号化PRML方式の特性評価"電子情報通信学会論文誌C. J85・C・3. 196-203 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] H.Saito, Y.Okamoto, H.Osawa: "Error Rate Performance of Turbo Coding for E^2PR4 Channel"IEICE Trans. on Electronics. E84・C・11. 1689-1696 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] H.Saito, Y.Okamoto, H.Osawa: "The Rate 19/20 Trellis Code Matched to Enhanced Extended Class-4 Partial Response Channel"IEEE Trans. on Magnetics. 37・11. 768-772 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] M.Akamatsu, Y.Okamoto, H.Saito, H.Osawa, H.Muraoka, Y.Nakamura: "Error Event Analysis in Perpendicular Magnetic Recording Using Double-layered Medium"Journal of Magnetism and Magnetic Materials. 235. 475-480 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 岡本, 金岡, 斎藤, 大沢, 村岡, 中村: "垂直記録における継続接続ターボ符号の性能評価"映像情報メディア学会誌. 55・10. 1353-1358 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Okamoto, T.Kanaoka, H.Saito, H.Osawa, H.Muraoka, Y.Nakamura: "BER Performance of Iterative Decording in a Perpendicular Magnetic Recording Channel"IEEE Trans. on Magnetics. 37・2. 689-694 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 斎藤秀俊: "32/33(0,10/10)符号を用いたPRML方式の検討"愛媛大学工学部紀要. 20. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Hidetoshi Saito: "The Rate 19/20 Trellis Code Matched to Enhanced Extended Class-4 Partial Response Channel"IEEE Trans.Magnetics. 37. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshihiro Okamoto: "BER Performance of Iterative Decoding in a Perpendicular Magnetic Recording Channel"IEEE Trans.Magnetics. 37. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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