研究概要 |
平成13年度は,平成12年度に行なった識別アルゴリズムの構築と試作システムの設計に基づいて,試作システムを作製した.さらに試作システムを用いて実験を行ない,有効性を確認した. (1)自動識別システムの試作 まずシステムの設計をもとに,自動識別システムを試作した.これは画像を取得するCCDカメラ部,処理を行なう計算機部に分けられる.また,自動データ取得,自動識別用のソフトウエアを作成した. (2)実験データの収集 製作した試作システムを用いて,実際のシーンを想定した環境下で実験を行なった.この実験を繰り返しながら,ソフトウエア及びの改良を行なった. (3)有効性の検証 これまで行なった実験の結果をまとめ,本システムについて総合的な検討を行なった.そしてアルゴリズムの修正,試作システムの改良などを行なった,そして,本手法が,出入室者管理やアクセス管理などのセキュリティ分野で有用かどうかを検討したところ,良好な結果が得られた.
|