研究課題/領域番号 |
12750421
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
服部 篤史 京都大学, 工学研究科, 助教授 (30243067)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | コンクリート構造物 / 維持管理 / 補修・補強 / 塩害 / 電食 / 連続繊維シート / 非破壊試験 / 診断 / アルカリ骨材反応 / 凍結融解作用 |
研究概要 |
(1)材齢約50日の嫌では、塩水散布による腐食促進環境下での連続繊維シートによる環境遮断効果は確認できなかった。RC巻立て補強では、補強部コンクリートによる環境遮断効果が現れ始めている。 (2)電食による腐食促進の場合、FRP層は腐食ひび割れを抑制する効果があるが、コンクリートとFRP層の間に腐食生成物が蓄積し付着劣化の生じる可能性がある。この腐食状況が自然腐食のものと一致するかは今後の検討が必要である。 (3)無補強供試体では、約8%の重量減少率の鉄筋腐食による静的曲げ耐力と部材剛性の低下はみられなかった。連続繊維シート補強部材では、同程度の鉄筋腐食による部材剛性の低下はみられなかった。また、せん断補強筋の腐食に伴いせん断耐力が低下したことにより、引張主鉄筋の腐食による曲げ耐力の低下は把握できなかった。 (4)連続繊維シート補強部材におけるせん断補強筋の腐食および軸方向主鉄筋の腐食に伴う側面ひび割れは、せん断耐力を低下させるとともに、シートヘの応力伝達を阻害し、シートの軸方向応力分布を変化させる。
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