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非再起型事象発生時の交通情報提供方策のあり方に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750479
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関京都大学

研究代表者

宇野 伸宏  京都大学, 工学研究科, 助教授 (80232883)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード交通行動分析 / 経路選択行動 / SPデータ / 室内実験 / 突発事象 / 交通制御 / 動的交通情報提供 / 動的交通シミュレーション
研究概要

本研究では突発事象情報が提供された場合のドライバーの経路選択行動分析を行い,その結果を踏まえて情報提供方策のあり方について検討した.平成12年度の研究成果であるドライバーの経路選択行動分析結果を踏まえて,突発事象情報提供の正負とものポテンシャルについて,利用者の交通行動ならびにネットワーク上の交通流の観点から把握を試みた.
まず経路選択アンケートで得たデータを利用して,被験者の代替路に関する知識でセグメント化した形で,経路選択行動モデルを構築した.主として非集計行動モデルの考え方に基づくモデルであり,経路選択機構における各説明要因(例えば,経路選択時の提供情報への依存の程度等)のウェイトを明らかにすることができるものである・また,量的・質的に異なる提供情報がドライバーの意思決定に及ぼす影響を統一的に評価するため,推定パラメータに対する感度分析や弾性値分析もあわせて実施した.その結果,提供情報の内容が利用者の経路選択行動に及ぼす影響が大きく,状況を単純化した2経路選択問題を例として,一方の経路のみの情報(空間的に偏った情報)を提供すると,利用者の提供情報に対する過剰反応が生じる可能性が高いことを示した.加えて,既開発の情報提供の影響評価を目的とした動的交通シミュレーションシステムに,上述の経路選択行動モデルを組み込み,ネットワークフローの点から交通規制情報の提供が及ぼす影響の定量的評価を試みた.ネットワーク形状,ネットワーク容量,交通需要,突発事象の種類・程度,突発事象情報のメッセージの量・質を体系的に設定したシナリオ型のシミュレーションを実施した.そして,ネットワーク特性および交通特性を考慮した形で,突発事象情報に関する適切な提供ルールの抽出・体系化を試みた.

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 宇野 伸宏: "交通規制時の情報提供とその影響に関する基礎的検討"第37回 土木計画学シンポジウム. 207-213 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuhiro Uno: "An Analysis of Potential of Providing Information on Traffic Accident to Enhance Travel Time Reliability"INSTR 2001 The First International Symposium on Transportation Network Reliability. 65-68 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 宇野伸宏: "事故渋滞情報提供下の迂回行動特性に関する基礎的研究"土木計画学研究・講演集. 23(2). 363-366 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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