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リグニン分解法を用いた嫌気性消化の高効率化

研究課題

研究課題/領域番号 12750491
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関静岡大学

研究代表者

宮原 高志  静岡大学, 工学部, 助教授 (70239432)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード嫌気性消化法 / 影響評価 / インベントリー分析 / 水質汚濁 / 湿式酸化 / 湿式酸化法
研究概要

廃棄物や下水の物理化学的処理法の一つとして知られている湿式酸化処理法をメタン発酵法の前処理に用いるために必要な,廃棄物中のリグニン成分の選択的な分解を行うための最適前処理条件として,現在その回収率が高いにも関わらず再利用される量が低いため行き場を失っている新聞紙を有機性固形廃棄物のモデルに用い,リグニン分解効率を基にした研究から190度付近においてアルカリ条件で行うことが適している知見を得てきた。さらに細菌の代謝特性に焦点を当てた研究からその後段に嫌気性消化槽を設置して湿式酸化処理を行った廃液を処理した場合、その阻害性からメタン生成細菌の馴養がキーファクターとなり、十分に馴養することでその緩和できる阻害タイプであることが明らかにされた。また、このような有機性廃棄物処理法を環境影響評価する際に現在では主に二酸化炭素を主体とする地球温暖化やNOxおよびSOxに関連する酸性雨といった地球環境問題に関連する項目が対象とされることが多く、より身近な環境問題であり、地域環境問題として多くの問題が以前として未解決のまま今日に至っている水質汚濁に関する評価は直接の排出負荷分について考慮される程度であった。この原因はそのデータベースの未整備に起因しているものである。この問題を解決するため昨年度、特定汚染源を対象としたLCA原単位の作成を試みたが一部不十分な部分があった。これを修正することで、日本国内における間接的な負荷を含めた水質汚濁に関するLCA原単位を再構築することにも成功した。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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